友人たちが何かというと男女同権無理かも云々のフェミニズム的なものを論じていてイライラする。何が弱者男性だ。ふざけるな。
夫婦レベルの男女関係において、精神論でどっちがどっちを経済的に支えるかという問題で、生物学的な問題を落として語ってるものは全部クソだと思う。持続可能な発展を見ていない。クソ。
まず子供を持つかどうかというところで納得のいくまで議論して、子供を持つつもりならそれをどのタイミングにするかを固める、というハード面を固めてから、格の違いとか精神面、ソフト面を論じるべきだと思う。
(まあ、ハード面をかちっと固めるというのは、それすなわちソフト面の激突でもあるんだけど。)
俺が生物学的な問題をまず検討すべきだと思うのは、それが一番タイムリミットの厳しい課題であるからだ。
まず女性側にとって、年齢が上になると妊娠はしにくくなるし、妊娠・出産時の母体のリスクも漸増する。
また、高齢出産は生まれてくる子供にも少しずつ染色体異常のリスクをかける。妊娠・出産に関しては、十数年にわたって議論を重ねて理想的な結論が出た時に実施するということは難しい。
理想を目指してディスカッションを重ねるうちに、手の中で氷を転がすようにして未来は失われていく。有意義な結論一つ残してそれらは行き止まりだ。
夫婦になる目的は何も子供を持つことだけではない。子を持たないというのも一つの選択肢だ。
しかし、何分タイムリミットのある問題だ。今はいいとなっても、後々欲しくなった時に、相手のために我慢した!ともう戻らない時を揺さぶるような喧嘩をするのはあんまりよろしくないだろう。少なくとも、消極的に選択して後悔の残らない道とは言えないのではないだろうか。
でも、養子をとるというのは
「何らかの事情で実の親から引き離された子供を家族に組み入れる」
ということだ。
実の親から離れなければいけない事情、親に対する思い、それを養い親であるあなたにぶつけてもいいのかという迷い、それらを含んで、その子のそういう気持ちも大事にしながら、それでも家族になるということだ。妊娠・出産というハードルを避けるための安易なブレイクスルーなどには、決してなりはしない。
では子供を欲しいとなった時には、必ず女性側に働けない期間は出てくる。それをどう織り込んで、働いて支えるかという論じてないのでは片手落ちだと思う。格とか気持ちとか、社会制度とかそういうことじゃないんだ。