と、最近よく思う。
現に今、そんなことを考えていたらこんな時間になってしまった。
この会社に入って3年目だけれど、賞与の額は×1.0ヶ月のまま。
大学の同期に聞くと、周りは2ヶ月とか3ヶ月分とかもらっている。
業績が悪いわけでもない。私の事業所は会社の中でもトップクラスの成績だ。
でも、会社トータルで見ると利益はそれほど出ていないから、私たちには還元されない。
私たちが血の滲むような思いで働いて得たお金は、いろいろなことに使われているはずなのだ。
でも件の号泣議員の話や、生活保護の不正受給の話を聞いていると、
私たちのお金は税金という大義名分のもと、一部の人たちに良いように使われているだけじゃないか、とも思う。
医療の発達で老人の寿命は延びるばかりで、支えなくてはならない人口は増えている。
でも、私たちが老人になる頃には、支える人はいないかもしれないと言う。
景気がよかった頃を体験している人達は楽しく生きられた時代があって 、
生まれた時から不況の私たちは老後の心配までしなくちゃいけない。
もちろん、景気がよかった頃を体験している人達は自分たちのがんばりがあったというのは知っているけれど、
だからお金を貯めようと思うと、今度は結婚と子育ての圧力に直面する。
こんな少ない手取りで、こんなに多い税金で、今のままで結婚も子育てもできるはずない。
公立は荒れていると聞くし、就職も見据えるとやはり中学受験がいいのでは、と思い、中学受験がしたいなら共働きでやらなきゃ、と思うけれど中学受験なんて親の協力が必要なはずなのに、こんなの本末転倒なんじゃないのかとも思う。
共働きで立派に子どもを支えて中学受験を乗り切った人がいるのも知っているけれど、
それを十人が十人できるようにするのが政府のやるべきことじゃないのか。
そのはずなのに、私たちのお金はずるずる違うことに使われている。
ここまで書いてみて理解したけれども、確かに私はいろんなことに理由をつけて、
働かない理由をでっちあげている部分もある。
けれど、雨の日も風の日も本来なら出社ができないような日も会社に行って、
嫌な思いもたくさんして、疲れて自分の時間もとれないような中で
がんばってもがんばっても自分に還元されない仕組みになっている世の中で、
これ以上なんのために働いていいのかわからない。
「たった3年で」と鼻で笑う人もいるかもしれない。「自分はもっと辛い思いをした」という人もいるかもしれない。
でも、それが「自分が辛かったからお前も辛いままがんばれ」の理由にはならない。
少しでもこの状況が変わればと、資格を取ったり選挙に行ったりしている。
でも選挙でこの問題についてきちんと考えたり、若者をなんとかしようという党はあんまりない。
結局、どこのマニフェストにも同意できないままなんとなく投票する。
資格を取って転職することも考えたけれど、二度と正社員になんてなれそうにないから、
なんとなくふんぎりがつかない。
これ以上何をどうしろと言うのか。
とりあえずここまで書いてあと2時間は寝られるので、それだけでも寝て、
また明日も虚しい思いをして働こう。