2014-04-17

嫁にFF6をやっていただいている

>|嫁は、あのスーファミ全盛期に、

FF5はちゃんとやったが、それ以外のFFを知らない。

ちなみにDQスーファミ版3のみ経験済み、という、

どちらもシリーズ最高峰をちゃっかりやっている嫁だ。

そんな嫁が妊娠し、あまり出歩ける状態ではなくなったので、

私は秋葉原スーファミ本体といくつかのソフトを買ってきた。

で、そのラインナップにFF6を入れたのだった。

FF5を知っているのだからFF6は、

6だけはやっておいて欲しいと思う。

4とは言わない。6が非常におすすめなんだ。

(ちなみに、DQでは2,3,4の並びで全く同じことを主張したい)

という私の熱意は胸に秘めておき、

やんわりと、焦らず、言葉を尽くして

嫁の興味をFF6に向けていくこと数週間。

そんなこんなで、嫁のFF6プレイは始まった。

やらせているのではない。

やってくれてありがとう。嬉しいのだ。

そもそも、あの時代RPG時間の使い方は

ちょっとやってみてよ」というレベルではないし、

さら数十分やって「斬新だね面白いね」ってものでもない。

なんとなく後ろめたさを感じた。

大黒摩季の、

♪車も詳しくなったし、サッカーさえも好きになったわ♪

女性感覚に付け入っているような気がして胸が疼いた。

そうこうしつつも、夫婦余暇の娯楽のひとつとして

嫁のFF6が開催されるようになり、

それを私は黙々と観戦するのが通例となった。

嫁のプレイを見ていて、

思い出補正と嫁のリアクションとのギャップを反芻する

長い時間の中に、ある発見があった。

このFF6というゲームは、

相当ゲーム慣れしたユーザに向けて作られたのだろう

例えばこんなところが、ズブの初心者には困難だ。

ゲームバランスちょっとシビア

「こまめにセーブ」や「ポーション買い溜め」などのリスク管理が出来ていないと難度がぐっと上がる。

右も左もわからない所にキャラクターが放り出される。

ゲーム慣れしていればすぐヒントを探し始めるが、

「なんだこれ?」の状態で彷徨うと進行上の迷子になれる。

回復手段が得られずボス戦に向かうしかないセーブポイントがあり、詰める。

一部の「とくぎ」、特にマッシュ登場時の「ひっさつわざ」の説明不足は致命的。

フラグ立てに厳しいものが含まれていて、

あらゆる可能性をしらみつぶしに試さないと

正解が見つからないものがある。

などなど…。

あの時期、リアルタイムゲーム

追っかけていた世代は言わばネイティブで、

FFっつったらまずコンフィグいじるし、

戦闘の都度最速手順を確かめるし、

ステータス画面操作も先行入力するのが普通だった。

から大抵の人は、FF6難易度としては

ぬるいと記憶しているんじゃないだろうか。

でもそれって、実は我々が、

あの栄光時代ゲーム達に

鍛え上げられた証なんだと思う。|<

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