高校の時には友達も多く、学年の皆と分け隔てなく仲が良かった。
大学でもそんな感じで、学部とか学年とか関係なく友達が沢山出来ると思っていた。
ところがどっこい、どこで間違ったか、「いってきます」から「ただいま」まで一言も発さないみごとなぼっちになってしまった。
いや、人間関係が上手くいかないというのは間違いかもしれない。
塾講のバイト先の人達とはかなり仲がいいし、自分で言うのもなんだが、生徒から結構笑いを取ってる。それに教室長や保護者からも信頼されて、多くの仕事を任されている。
上手くいかないのは、サークルの連中や学部の人々との関係だ。いや、上手くいかないもなにも、そもそも関係が築けていないのかもしれない。
どうも彼らの押し付けがましい「俺たち青春してるよな」感が鬱陶しく、最初はそれに付き合っていたが、次第に彼らは僕といるのが楽しいのではなく、リア充してる自分が好きなだけで、TwitterやFacebookのリア充自慢コンテストのネタ作りに付き合わされているような気がしてきて距離を置くようになった。最近では僕の死亡説すら出回っているようだが、既に死んだことにしてくれた方が楽である。
僕みたいな人って結構いると思うんだけどな〜。
映画や漫画の大学青春のキラキラしたアレは、やはりフィクションだと思うし、もし、そのような物が有り得るのなら何らかの目的を共有して、切磋琢磨しながら共に成長し壁に立ち向かったりする経験が無いと築けないと思うの。サークルみたいな、何となく週に何回か会う関係では作り得ないと思うの。
それに、当のリア充達も、フィクションに幻想を抱きすぎて、幻想を実現しなければいけないかのような強迫観念にかられて生活しているように見えて、なんだかしんどそうに見えるの。別に大して仲良くない友達と飲んだ写真をインスタグラムで良い感じに加工して投稿したり、「あー、今日は楽しかった。いつも支えてくれる皆に感謝です!さ、今からレポートしなきゃ!レッドブル飲んでオールだ>_<」とかわざわざ呟く必要は無いと思うの。別に虚勢張らなくていいと思うの。
見栄を張らなければ、僕みたいなぼっちを心配する振りしながら見下して、自分の立ち位置に安心するようなあさましいことしなくて済むしね。(別にぼっちで構わないし、彼女いなくてもいいが、この見下し哀れんでくる感じが最高にうざい。)
別に大学でぼっちでも、仕事で使うようなコミュ力は十分あるから、なんか勘違いしてるリア充よりも就活はなんとかなりそうだけど、自分が間違ってそうで心配だ。
僕が幼稚なんだろうか。