そこから、目的を洗い出してその目的を達成可能な具体的なデザインを出来る限りのスキルを詰め込んで提示した。
(パソコン?OSって何?ってクライアントだったので、分かりやすいように0ベースでは無くて既存のデザインを提示して完成形の摺り合わせ)。
そこから、仕様を詰めてガントでタスク/期限を洗ってゴリゴリ日程を詰めてった。
作業完了日と支払いに関して詰めていった。
見積もりについてはブランクがあったので、金額は相場の半値以下で引き受けた。
(今思えばコレが間違いだった。労力に見合う対価を自分で安請け合いして、自分の首を絞めていた。社畜根性抜けてない)
OKが出たので、ワイヤー作ってコーディングの大体の雛形もついでに並行して作った。
ただそのままだと内容的に「いや、パクリだろコレ?」ってのに近かったので、コンテンツや細かいとこで被らないようにフルコーディング&レスポンシブで独自コンテンツを詰め込んでガリガリ書いた。
お仕事なので、それに見合う様寝る間を惜しんでもてる全ての技術を要望に沿うように詰め込んだ。
最初の納品期日が訪れた。
データを納品して、仕様が確定していない部分を残して仮公開した。
この時点では、「クライアントさんものんびりしてらっしゃるのでこういうケースの場合の後学のために勉強させてもらおう」ぐらいに思っていた。
一度目の期日が過ぎ、ガントからタスクがはみ出し出したのでバタバタとタスクを消化しながら、更新作業の教習を実地で行い、完全とは言えないが業務に支障が出ないレベルには育て上げた。(つもり...)
2回目の暫定期日が過ぎた。この段階からクライアントさんが今までのヒアリング等を無かった事にして想定外の変更を修正・指示依頼を出してきた。
「まぁコレはこっちがしょうがないよな。その際の詰めを甘々にした自分が悪いし、コレも仕事だろ」と契約の際に修正対応の限度を設けなかったのを反省しながら対応していった。
日々修正対応に追われていたが既にクライアントに投げている仕様確定がまだ返ってこない。
この段階で嫌な予感(炎上臭)がしたので、やるべき事に専念するようにして気長に待ち、その後仕様を催促して詰めた。
3回目の期日を設定し、それに伴い延長されていた入金日を確定させた。(ここで不信感が少し芽生えた)
期日を過ぎても入金がされていないので、確認すると「え?その日だったけ?」と眩暈がする返答だった。
これには正直殺意を覚えたし、リアルとネットでそんな荒れたツィートとかメッセやらただの害をまき散らしていた。(当時を知ってる方、ホントすみませんでした)
気を取り直して入金日を再設定した。
すると、今度はとある法人から連絡が「ウチから今月請求無いけど、この入金何?」
なんとなく泣き寝入りや炎上が現実味を帯びてきたので、なんとかして元本を回収してなるべく被害が拡がる前にこの件から撤退しようと考えた。
なんとか回収自体は成功し、ホッと一安心したのもつかの間、今度は追加対応に関して「言った/言ってない」に至り、
クライアントがコチラを罵倒しながらなんとか費用を払わない方向に持って行こうとした。
「やってしまった。」
今思えば、コレも向こうの手だったのだが当然こっちが悪い。
どんな相手でも客は客。
切れたら負けだ。
学ぶことは多かったが、地雷案件だったとどうにも割り切れない。
キレてる負い目も利用されてるんだろう。
あぁもう少し耐えてリリースすれば良かったのか。