2011-11-23

銀行は、たくさんの人々からお金を預かる。

人々は、銀行お金を預けていれば盗まれる心配が無いので、安心している。

しかし、銀行屋は、人々から預かったお金勝手横領し、それを他の人々に

高利で貸し付けて儲けている。

銀行屋も利益が無ければ生活できないので、仕方が無いんじゃないの?」と

私は思っていた。

しかし、今の時代お金が無ければ事業も始められないし、

当然国家も動かす事は出来ない。

世の中が不景気になり、不良債権が増えても最後公的資金注入という形で、

結局尻を拭くのは一般の人々である

儲けすぎた時には国債を買い、さらに国から利子を取る。

国というのはつまり我々一人一人の事であり、どちらに転んでも結局は

回りまわって税金という形で我々のお金銀行屋に搾取され続けているのである

別に銀行で働いている人達が悪いというのではなく、「利子」という発想が問題なのである

キリスト教」や「イスラム教」では、「利子」を取る事を禁止していた。

「利子」というのは、本来存在しないお金である

「利子」を取ると、必ず椅子取りゲームになって、「勝ち組」・「負け組」が発生し、

効率化を追求し過ぎるあまり環境破壊戦争へとつながってしまう。

しかし、「ユダヤ教」だけは、「選民思想」というものがあり、

ユダヤ人以外の他の民族からは「利子」を取ってよい」とされた。

まり、「自分さえ良ければいいのだ。」という思想である

システムを作る思想が間違っていれば、必ず問題が発生する。

ミヒャエル・エンデ作の「モモ」という物語では、灰色の男達が「時間貯蓄銀行」なるもの

を作り出し、人々から心の余裕を奪い、奪った時間を葉巻にし、それを吸って生きていた。

ここで、灰色の男達は、「我々のおこなっている事は絶対人々に知られてはならない。」と

言っていた。今の資本社会システムを作り出した思想が知られてはまずいという事なの

である

モモは、灰色の男達に対抗するため、マイスター・ホラとカシオペイヤの力を借り、

少しの間だけ時間を止め、(つまり銀行券お金)を無効化して)

灰色の男達を一網打尽にしてしまう。

いきなりお金紙くず化すれば、世界は大混乱してしまうので、この本の著者が

提言しているように、地域通貨流通させ、今出回っている銀行券なるもの価値

徐々に下げていくというのは、理にかなっていると思う。

また、経済を成長型の陽経済銀行券)と非成長型の陰経済地域通貨)に分けて

バランスを保つという発想も日本人には受け入れ易いと感じた。

残念ながら、マスコミ真実を伝えてはくれない。

マスコミ大元スポンサーである銀行にとって都合の悪い事を公開できないかである

従って、マスコミが垂れ流す新聞テレビネットから情報的外れな事ばかりで、

(たとえ理解しているとしても)的を射た本質的な問題をズバリ指摘したりはしないで

あろう。

今の金融システムは、一部の人間達が「利子」という名目で多くの人々から

巧妙に富を吸い上げ、その富の力によって世界を支配するための手段になって

しまっている。そのために戦争が起きようが、環境破壊が進もうが、

彼らにとっては関係無いのであるしかし、ほとんどの人達にとってこれは

無視できないことである

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