2019-08-01

10年前に絶縁した不倫相手が忘れられない

36歳男。10年前に既婚者であることを隠して不倫し、数ヶ月交際した後に絶縁した相手女性のことが忘れられない。今は妻とも子とも仲良く、幸せな家庭生活を送っているけれど、あの時にまだ独身だったら彼女と最高のパートナーになれたのかな、とたまに思い返す。

出会いネットの「オタクメル友募集スレッド」的な掲示板。妻と一時期うまくいってなかった自分彼女書き込みを見つけ、返信をもらってメル友になった。好きなアニメゲーム話題意気投合し、実際に合ってみることになったのは夏の始まりだった。

一目見てお互い「アリ」だと思ったのか、バーでの会話は弾み、二次会カラオケでは歌もそこそこにセックスしたい意思確認ラブホテルに移動して最高のセックスをした。

その後もデートを続け、2回目のお泊りデートでは体の相性だけでなく、お互いの恋愛感情確認し合った。クズ自分は、その時も既婚者であることを隠したままだったけど。

彼女と別れた帰り道、ふとしたことで罪悪感にさいなまれ、既婚者であること、妻との離婚を考えていること(当時は子どもがいなかった)を明らかにしたうえで、関係をもう終わりにすべきだと思う、と彼女メールで伝えた。

別れ話の形式にしたのは卑怯気持ちのなせる業で、「不倫絶対あり得ない」という倫理観の持ち主である彼女に対し、さすがに妻と別れるから付き合ってほしい、などとは言えなかった。

心の底では彼女と付き合えることを望んでいたのか、それとも彼女が怒って去ってくれることを望んでいたのか、今となってはよく覚えていない。

「これを伝えるのにメールを選んでくれてありがとうございました」と静かにキレた彼女の怒りはすさまじく、離婚前提で付き合うというシナリオクズ男の都合のいい願望でしかないことにはすぐに気づけたけれど。

怒る彼女はそれでも冷静で、「貴方は最低で私は被害者だけど、貴方の奥様に対しては加害者で、発覚すれば私にも賠償責任がある」から、「やり取りしたメールは全て消し、この話は奥様に隠すように」と指示した。

くその通りだと思い、彼女の連絡先と全てのメールを削除した。10年経った今でも覚えているのは彼女本名と、お互いが好きだったゲームについてのメールのやり取り、デート中の会話のごく一部、それと、何度も思い返した情熱的なセックスの細部、それくらい。

彼女は今、どうしているのだろう。見た目も性格も素敵でスタイルもよく、(一部の)サブカルコンテンツをこよなく愛する彼女は、ふさわしい恋人を見つけたかもしれないし、結婚していてもいなくても、人生謳歌しているのだろうと思う。クズ男に騙された一瞬を忘れ去って、楽しく生きていてくれればと心の底から思う。

こちらの方は、その後妻と大きなケンカを経て仲直りし、子どもにも恵まれて充実した日々を過ごしている。共働き家事育児を4割程度、家計をほぼ全て負担し(年収約2千万の大半を家族のために使うor貯金している)、子どもとも毎日仲良く遊んでいるので、夫として、親としては及第だと自己評価している。

そんな中、ふとしたきっかけで彼女のことを思い出す。今では不倫など全く考えられず、当時妻や彼女に対してしたこと人生の最悪の暗部だけれど、彼女への恋愛感情だけは、(許されないのはわかっているけれど)ポジティブものとして大切にし続けてしまっている。

もう会うことはないと思うし、会いたいなどと言える立場では決してないけれど、どういう生活を送っているのか、ふとした瞬間に知りたくなる。向こうはとっくに終わったこととして処理し、何の感情も残っていないだろうけど。

不倫除斥期間20年らしいから、あと10年経って法的リスクがなくなったら、クズ男を罵倒しに目の前に現れてくれるだろうか、と夢想する。

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  • 男側からしたら背徳感のすんごい大きな出来事だったのかもしれないけど、二回しか会ってなくて既婚だとわかりすぐ別れたんなら、女側からしたら不倫ではないな

  • 男側からしたら背徳感のすんごい大きな出来事だったのかもしれないけど、二回しか会ってなくて既婚だとわかりすぐ別れたんなら、女側からしたら不倫ではないな

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