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2016-11-25

火垂るの墓」って主人公反戦思想を語るシーンがあった?

この世界の片隅に』の感想を述べている人たちは、こぞって、「反戦思想押し出していないのがよい」という言い方をする。

そして「主人公反戦思想を語らないのがよい」と言っている人もいた。

  

それで気になったんだけど、『火垂るの墓』って主人公反戦思想を語るシーンがあった?

主人公男子はむしろ愛国少年だった。彼は政府軍部批判しなかったし、日本勝利を信じていたので、けっして反戦思想を語ったりしなかったと思う。

 

なので、あれが反戦映画とされるのは、「おいお前ら、この悲惨子供たちを見たら戦争のひどさが分かるだろ!?」という理由ではないのか。

ようは受け手解釈問題だ。

  

  

  

追記1

もちろん『火垂るの墓』の場合悲惨さを強調して伝える表現手法を取っているため、ろこつに反戦思想押し出しているとは言える。そこが製作者の意図したところではあるだろう。

しかし、それだったら『この世界の片隅に』も、戦時中生活リアル淡々と描くという手法反戦を訴えているとも言える。これはこれで押しつけがましいというか、すごく辛気臭い話だった。あきらかに「戦争ってイヤだな」という思想へと誘導していると思った。

  

追記2

漫画はだしのゲン』についても言っておきたい。主人公・中岡元が反戦思想を語るとき、それは自身経験に基づくことが多かったはずだ。

父親反戦思想を教えられたゲンがそれに感化されるのは当然のことなのだし、そもそもゲンはまさしく戦争被害者として辛酸を舐めてきた。中岡家は戦争に非協力的だと見なされたため、戦時中陰湿イジメを受けまくって、最後には原爆によって大切な家族を殺されてしまう。

このような体験をした主人公反戦を語るのだから、そこには圧倒的なリアリティがある。

 

(ところで、『はだしのゲン』もアニメ映画の方はそれほど反戦思想を語るシーンってないよね? ゲンは明るくて元気な子供だ。彼にはまだ難しい政治のことは分からない。原爆が落とされる前も、落とされた後も、そういう無垢子供としての日常生活が描かれていたと思う。

そこには苦しいことがたくさんあったが、楽しいことだってたくさんあって、ほほえましかった。その意味で、これは『この世界の片隅に』にけっこう近いと思う。)

2010-04-30

ゴールデンウイーク谷間の30日、東京太田市場の野菜取引ではニンジンキロ単価前日比マイナス2円など、軒並み価格下落か維持と1ヶ月半ぶりに高騰路線にブレーキがかかった。先月来の長雨にはじまった今回の野菜高値消費者のふところに大ダメージを与えたが、ようやくホッと一息つけそうだ。この朗報の裏に、実はとある愛国少年による献身的な奮闘があった。

この少年世田谷区在住の小学生・たかしくん(11)。たかしくんは4月初めから野菜の高騰に悩むお母さんの姿を見ては心を痛めていたとのこと。「何かできることはないか」と考えたたかしくんが始めたのが

給食で出る野菜ボイコット

だった。

以来、たかしくんは給食で出た野菜をすべて残すという地道な努力を続けた。サラダの葉もの野菜はもちろん、シチューカレーに混ぜられた小さなニンジンも見逃さず残したという。途中、モンスターティーチャーの妨害に遭ったものの「よし子先生やおい同人誌を描いていることを教育委員会にバラすぞ」と脅すなどして、うまくやりすごした。

こうして野菜をしっかり残したことが功を奏し、市場での需給バランスが崩れたことで今回の野菜高騰に歯止めがかかった。「単純な古典経済学ですよ」と、たかしくんは語る。おかげでお母さんにも笑顔が戻ったが、まだ野菜ボイコットの手を緩める気はないと言う。「これからは家でも野菜を残して価格をもっと下落させたい」とのこと。母を想う少年の愛は、野菜農家を全滅させるまでとどまることを知らないようだ。

 
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