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2014-06-25

ジョジョ5部が苦痛

1巻から通して読んでるんだけど、5部が苦痛

電車に乗ってベネチアに向かうところだけど、モチベ上がんなくて全然読み進められてない。

通し読みの前のジョジョ知識は、ディオとの戦いだけをコンビニコミックで読んだことがあって、1,2部のアニメを全部見た程度。

理由考えた。

絵が死んでる

目が悪い意味ガラス玉みたいで力がない。

表情に乏しいからキャラクター区別がつきにくい

不良学園物とは違う、外人メインの新しい世界観を表したかったのかどうかしらんけど、マネキンしか見えない。

キャラが死んでる

個性がない。

とってつけたような1,2ページ程度の過去しかないので、まったく感情移入できない。

それなのに、これまでのような徐々に増えていく形式で都度キャラ把握させてくれず、最初から5人だか6人だかいからキャラ把握するのが苦痛なことこの上ない。

主人公の影が薄い

スタンド駆け引きがショボイ

心理戦的な要素がめっちゃ薄くなった。とってつけたような表面的な名前能力

あと主人公能力適当すぎ

今のところの通し読みの感想

1,2部は原作面白かった。

評判いいはずの3部が微妙に感じられた(マンネリ、gdgd、承太郎影薄い)。キャラは立ってたけど。アニメ原作に忠実らしいので見ない。

4部のオムニバス的な話のそれぞれが1,2部とはまた違う意味面白くて、吉良吉影も魅力的だった。それぞれのキャラも立ってたし。

5部を読み進めるのがすっごい遅々として進まない。

2010-07-07

アクション書評  「東インド会社アジアの海」羽田正 (講談社

 サムスンVSソニートヨタVSフォルクスワーゲンナショナルフラッグを体現した大企業間の競争はますます多くなっているが、その起源はおよそ400年前に遡る。それは「東インド会社」。欧州の国を代表する企業がこぞって東アジア権益をめぐって激しい企業競争を行った、そんな時代が過去あった。ヨーロッパ各国の東インド会社はいかにしてアジア交易圏に食い込んでいったか。そして各国の東インド会社はそれぞれのどういった性格を持ち、どうして衰退したか。歴史的でありながら、そんなグローバルビビッドなテーマを論じている。

「第一段階」 ヨーロッパによるアジア市場の”開拓”―ポルトガル人の川上進出―

 当時の香辛料交易は複数の中間業者が介在し、コスト高だった。

カリカットからペルシャシリアベネチア多くの商人運送業者を経て、陸から海へ、海から陸へ、荷を積み替えながら途中で何度も関税をかけられる」(p48)。それを喜望峰経由の交易ルートを開拓し、一気に中抜きしようとたくらんだのがポルトガルバスコ・ダ・ガマ以降、武力によるインド洋海域の制圧(ゴア、マラッカなどの港町を次々と砲撃して交易を強制、異教徒の追放、船の略奪など)を推し進めて、拠点網を整備した。ただしこの航海は原則的にポルトガル王(小国!)の単独事業で、次第に資金や物資調達面で苦しさを露呈してしまう。東インド交易で得た余剰資金も拠点網維持費に消えるという経営のまずさもあった。そりゃあ十分な資金調達とトップラインを安定確保できないまま、先行投資ばかりイケイケだったら誰だって行き詰るだろう、と言うことだ。

「第二段階」 オランダイギリス東インド会社」の参入と、その顛末

 会社形態にすることで広範囲から資金を調達できるようになった。利潤最大化を行う企業でありながら、現地で国が行うような政治的な行動をよくおこなった。18世紀に入ると自由貿易の風潮が高まり、独占の東インド会社国民に支持されなくなっていった。

オランダ東インド会社:1602年設立イギリスの10倍超の資本金スタート

・民間会社だが準国家的な独占事業:事業内容は東インドでの特権的な貿易。加えて要塞建設する。総督を任命する。兵士を雇う、現地の支配者と条約を結ぶことも許可され、国営企業ではないが国を代表して事業できた。イギリスとは違って、株主からの出資金は航海が終わっても据え置く、今の株主会社に近い形態をとった。

株主経営に参加しない:会社の特徴:造船部門まで内部化。経営方針は年2~3回開かれる取締役等の重役から構成される17人会で決定。株主経営参加権をもたない。経営は分権的で東アジアの事業運営は実質的バタヴィアの支社が握った(1年半の情報伝達期間!)。

東南アジア香辛料に事業を照準:ポルトガルが頓挫した方式を見習い、しばしば武力を用いた拠点拡大策を積極的に採用ヨーロッパへの香辛料貿易利権を掌握した。現地政府から力づくで奪い取ったジャカルタを中核拠点に、セイロンインドシナインドネシア中国台湾長崎などに次々商館設置。

・栄華からの急降下。1960年代まで各国の東インド会社の中で最大規模を誇っていた。が、その後業績は急落して1799年に解散する。理由は複数あげられる。1780年に起こった第四時英蘭戦争の影響で、オランダの船はイギリス船に次々と拿捕され大変な損失を被る。また、香辛料がその時期にコモディティ化し始めたため,価格の下落が収益を圧迫した。会計制度の欠陥や帳簿の不備なども理由として挙げられている。

イギリス東インド会社:1601年設立

・民間会社だが準国家的な独占事業:東インドでの特権的な貿易。現地の司法権貨幣鋳造権、貿易活動を守る軍事権、違法貿易船を検挙する権利

比較的強い本部:株主取締役投票権を持ち、経営に参加した(毎年4月に開催される株主総会取締役投票できた)。事業運営は週に1度ひらかれる取締役会で決定される。資本金オランダとは違って1回の航海ごとに株主にすべて分配され、航海ごとに資金を集めた。造船部門はアウトソース

インドの綿織物に着目しオランダ差別化:参入当初はオランダと同様、東南アジア香辛料交易を狙っていたが、経済大国オランダに船の数や武力で太刀打ちできず、しばしばオランダ船にも拿捕される自体に。そこで、差別化のためインド亜大陸の綿織物に着目。拠武力よりもインドペルシャなどの地場為政者に取り入ることで平和裏に拠点網を整備した。

・現地所領当地という多角化が仇に:インド国内の紛争に介入してベンガル地方の徴税権(ディワーニー)を獲得(1765年)。しかし現地の文化言語、慣習も不案内だったので徴税活動は難航した。他方、治安維持などの統治コストは膨れ上がったため、結局、財務内容は急速に悪化していく。その後、1794年に実質国営化。インド中国貿易特権の廃止を取り上げれつつも会社はさらに50年存続するが、1858年のインド大反乱を機についに解散。

フランス(東)インド会社:1664年設立

・後発参入:イギリスオランダ東インド進出を見たフランス政府が”上から”設立株主も王や王室関係者が多かった。イギリスオランダと違って巨大な商業資本が集まるほど豊かな街はなく、自立的な東インド会社の形成はなされなかった。

・東西インド貿易を一体運営:事業的な最大の特徴は、東西インドアフリカ貿易を一体運営したこと。東インドの綿織物で西アフリカ奴隷を買って、西インドに送りそこで作られた砂糖を銀貨に変えて、東インドの綿織物を買う。この円環である。

・国の後押しで急成長:1720年~60年まで絶頂期。後発参入という事業的なアゲインストにもかかわらず、取扱額はイギリスとほぼ同等に達した。

政府主導事業の弱さを露呈:英仏7年戦争に敗北(1763年)したことで、政府財政危機に陥いると資金繰りが一気に悪くなる構造的弱点が露呈。一方、民間資本はクラウディングアウトされていたので潤沢に集まらなかった。そんなわけで1769年にあっけなく解散。


気になった点、疑問など

1、スペインハプスブルク帝国)の活動が目立っていないが、彼らはlucrativeな東インド交易に対しどういうスタンスだったのか。

2、ポルトガルの弱点を当時のオランダイギリスはどう認識したのか。そして、それをいかにして超克しようとしたのか。

3、イギリスの強い本社はどうやって成立したのか。経営方針や情報の伝達環境オランダと大差ないようにみえるが。

4、イギリスオランダの全体経済に占める東インド会社の割合はどの程度だったのか。

5、東インド会社という企業競争勝敗は結局どうなのか。一番儲かった会社はどこなのか。どのような背景によるものなのか。


http://twitter.com/zaway/status/17875881079

2009-06-09

マカオの繁栄は終わったのか? サンズホテル倒産

ラスベガスの高級感と優雅さに欠け、カネだけの博打場は限界があった

マカオは旧ポルトガル植民地。1999年に中国に返還されたが、爾後、なにが一番変わったか? 

唯一の産業=博打ビジネスが以前より繁盛し、本場ラスベガスから大手三社が殴り込み、そして、大不況の到来とともに米系一社倒産し、それでも二十四時間不夜城マカオの博打場は盛業を極めていることだ。

マカオにはれっきとした独自通貨がある。

植民地時代からのマカオ・パカタである。香港ドルとほぼ等価。ところが、マカオで、この独自通貨にお目にかかるのは稀、殆どが人民元か、香港ドルで決済されている。ホテル米ドル建てか、香港ドル建てだ。

2004年頃までは香港ドルが圧倒的に優位だった。人民元優位に転倒がおこったのは05年以後で、いまではマカオ中のホテルでもレストランでも人民元の天下となった。香港もそうである。香港マカオは「人民元合衆国」の一員と名付けても良いだろう。

香港マカオは「特別行政区」で、「一国両制度」のもと、五十年間は自治が保障されている。だから独自通貨を維持している。

独自の行政法憲法らしきもの)があり、一応、言論の自由があり、独自のパスポート(或いは居住証明)が発行され、世界中旅行できる。

 

しかしEU通貨が「ユーロ」で統一されたように、人民元という通貨が共通となって、香港マカオ中国の「出島」のごとき存在となり、“人民元合衆国”の一員となったのである。

▲博打ビジネス経済が成立する

最初にマカオへ行ったのは三十五年前だった。

香港からフェリーで行った。三時間以上かかった。船酔い客が続出した。マカオの公式の博打場はフェリー乗り場に近いリスボアホテルしかなかった。

このホテルマカオ経済を牛耳るスタンレー・ホーの経営である。

筆者は麻雀パチンコもやったことがないので、トランプ博打の遣り方を知らないが、このとき同行した弟が二十ドルほどかけて、五十ドルほど勝った。

十五年ほど前にも行った。やはりまともなホテルと博打の施設はリスボアホテルしかなかった。

マカオ事実上、この最大財閥=スタンレー・ホー一族の天下だった。マフィアが入り乱れ、麻薬武器密輸売春が盛んで、治安が悪く、筆者はもっぱら香港から日帰りだった。

 

返還後、行政法が改正され、外国の博打ビジネスの進出を緩和した。

一斉に博打ホテル開業した。とくにラスベガスの大手三社、サンズ、MGM、ウィン・グループがやってきて、つぎつぎに豪華ホテル開業し、そこに中国大陸からどっと、年間1200万の博打打ちが、あたかも中山競馬場へいくような気軽さで押しかけるようになる。

フェリー乗り場と中国との国境ゲートからは各ホテルがそれぞれ無料バスを運行している。まるで昔の面影はない。

 

2年前にもマカオへ行って驚嘆したことが幾つかある。

第一はマカオ通貨が殆ど使えないこと。第二は二十四時間不夜城ホテルではロシア美女のダンスフィリピンからの楽団がショーをやっているが、本場ラスベガスのような娯楽性がない。ショッピング街が貧弱極まりない。家族で遊べない。第三に付帯設備が貧弱。エンタテインメントの風情に乏しい。そのうえ、レストランはまるで町の食堂である。

 

優雅に時間を過ごし、贅沢な食事をワインを飲みながら楽しみ、或いは瀟洒なショッピング・アケードを冷やかし歩くという贅沢な空間のなかに味あうリクレーションの発想がないのだ。

中国人はひたすらマネーゲームに熱中し、カネカネカネと念仏を唱え、ほかの楽しみがない。博打に勝てば美女を買うぐらい。

▲これからマカオの迷走が始まりそう

マカオには決定的に“遊び心”が欠落している。

そして2009年6月1日、マカオの「夢の市街区」(ドリームタウン)が開業した。目玉はスタンレー・一族(娘のパンシーが経営参加)とラスベガスの大手が合弁の新築ホテルハード・ロックホテル」。

認可料金も莫大で、「夢の市街区」の建設費用21億ドルのうちの、じつに40%が『ライセンス料金』としてマカオ行政府の懐に入った。

04年にラスベガスサンズホテル開業し、06年にラスベガスのウィン・グループリゾートホテルを建て、MGMミラージュも店開きし、07年にベネチアホテル開業した。ラスベガス御三家が揃っていた。繁栄はピークに達した。年々顧客がふえ、売り上げはラスベガスを凌いだ。

ところがラスベガス経営者らが首を傾げた。ラスでは博打の胴元の稼ぎは、全体の売り上げの26%でしかなく、付帯設備からの売り上げが凄いのだが、マカオでは計算が狂った。

共産党幹部の出入りが激しくなったのも、ここで合法的な賄賂が受け取れるからである。業者の招待でマカオへ「出張」し、博打をする。業者が天文学的金額をかけて、故意に負ける。

共産党幹部は合法的にべらぼうな賭け金を受け取る。領収書が発行される。合法の賄賂である。

08年、リーマンブラザーズの倒産ウォール街大不況が、マカオ根底的に揺さぶった。

そして、三月にラスベガスの老舗「サンズ」が倒産した。

2008-12-28

カブトボーグベスト10

あいかわらずイカれてる

だがそこがいい

10位:ロイドさんの過去(第12話 過ぎ去りし日 チャコールグレイフォルクローレ)

9位:ベネチアン初登場(第7話 涙の素パスタオーバー・ザ・レインボー)

8位:勝治のおじいちゃん(第8話 鎮魂歌リビングレジェンド・グッド・ナイト)

7位:リュウセイ暴走(第24話 試練!ワンダー・ミラクルハート)

6位:マンソン(第41話 裏切りの序曲!ノイズ・アンド・ファンタスティックハーモニー)

5位:勝治ネ申回(第31話 王様は絶対!スキャンダラスマジェスティックエゴイズム)

4位:飛行機(第39話 墜落!?エアボーグナインナイン)

3位:地下バトル(第29話 危険地帯!ダークバトル・ソルジャーズ)

2位:G(第14話 敗北、そして崩壊…ロストワールドエンドロール)

1位:最終回(第1話 親父越え! 勇気ライジングプロミネンス)

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