はてなキーワード: ジャイアンとは
ジャ「のび太ぁ、てめー今日までに10万用意しろって言ったよなあ!?」
のび「す、すみません。どうしてもこれしか金がなくて…」
ジャ「全然足りねぇーじゃん!!!」
のび「す、すみません!!」
ジャ「全然足りねぇーじゃん!!!」
のび「す、すみません!!」
ジャ「全然足りねぇーじゃん!!!」
(中略)
ジャ「全然足りねぇーじゃん!!!」
ドラ「…随分元気だなジャイアン。あ?」
のび「ド、ドラえもんさん!!!」
ドラ「てめえ、うちの後輩に手出したらどうなるか、まだわかんねーのか?」
ジャ「うっせえ!このタヌキ野郎が!!消えろ!!」
ドラ「そんなに痛い目見たいのか?」
ジャ「……チッ、憶えてろ!」
のび「ドラえもんさん!ありがとうございます!!」
ドラ「おめーもいい加減もう少し強くなれよ。のび太」
みたいな感じかなあ。
A「まったくきみは現実から逃避しているのだよ。目の前の習わし、風習、決まり事、自分にとって面倒なすべてのことを否定しては、僕はヒトとは違う、なんて言葉を吐いて優越感に浸っている。君は逃げているだけだ。現実逃避だよ。どうだね、何か反論は出来ないのか」
B「現実を否定するのが逃避だとは誰が決めたのだよ。眼前に広がる常識を疑って何が悪いのかね。むしろ、きみたちは常識を受け入れることによって、自分の頭で考えることから逃避しているんだよ。妥協している。それこそ逃避だよ。現実逃避。現実へ逃避しているんだ。”逃避”という言葉について少し考えてみようじゃないか。行動として簡略化した場合、それは本質的には単なるある一方向への移動とみるべきだよ。相対的であれ絶対的であれね。つまり相対的な逃避とは例えばよく使われる意味での現実逃避だよ。”現実”が存在していて自分は立ち往生している。これも逃避として考えられる。つまり現実が時間的に進んでおり、相対的に見れば自分が後方に移動して見える。だから逃避だ。だからだね、逃避というのはある一方向への移動として考えられる。ここで重要なのは”ある一方向”という言葉だよ。これはanyではなく特定の一方向だ。しかも面倒だが、其の方向は相対的であるべきだし、ある場合はそうなっている。其の相対性は個人個人の価値観と社会の価値観のバランスによって位置づけられる。ある直線を仮想して一方を物事のあるべき姿、追い求める価値観だとすれば、その逆方向に進むことが逃避である。つまり君は僕が現実逃避しているとおっしゃるが、その逃避の判断基準の底には、無意識的にではあるけれど社会から強制された価値観がでんとたたずんでおらっしゃる訳であるのだよ。僕が現実逃避ではないことを論理立てて説明するには、社会の価値観を僕が細かく切り分けてその問題点を明快に説明する必要があるわけなんだが。物事はそうは単純にはいかない。社会通念そのものを否定するのは傲慢というよりは無知だよ。結局僕は自分が現実逃避していることを否定できない。それとは逆に僕が君の行為に現実逃避とレッテルを貼れば君は比較的簡単にそれを論破できる。その社会的な価値観を行使することによってね。社会とは過去から積み上げられてきたものだから、社会の価値観であれば、それ自体が肯定される理由となるんだよ。ジャイアンの「お前のものは俺のもの」理論だよ。社会は強者だ。この強権を行使して僕の価値観は否定される。なんということだろう。こうして僕が一生懸命、価値観の本質を追究しようとしても、いとも簡単に否定できる。ああああああ。なんということだ。なんということだ。」
A「そういった思考が逃避というのだ。君の考え方は、考えるために考えているとしか思えない。答えもなければ対策もなく発展もしない。全く持って役に立たない。」
おい、kawango!一般人にも感じがつかめるようにセッション管理について教えてやる
一般の人にとって一番わかりにくいのが
ということ。
「えー、うちのインターネットは常時接続だよ?」とかいう奴は蓬莱の弾幕でも食らっていやがれ。
となる。接続状態(太郎くんのお家にお邪魔している状態)というものは存在しない。とにかく毎回毎回、「ピンポーン」とやって、いちいち要件を伝えないといけない。ちなみに執事はいつも受動的。言われたことしかしない。
さて、もうちょっと高度に
ことも出来る。
好きな人はさすがに一部の友達にしか伝えられないので、山田家の執事は決められたルールに従って、「太郎の様子は万人に伝えても良いが、太郎の好きな人はマブダチにしか伝えてはならない」といった篩い分けをする必要がある。今僕らが話題にしたい「認証」の問題だ。
もちろん人間の執事なら、一度覚えれば、誰がマブダチで誰がそうでないかはわかるわけだが、現実のWebサーバーは杓子定規なので、毎回毎回「名前(ユーザー名)と合言葉(パスワード)」を聞いて、本当にマブダチかどうかを確認する。
マブダチA:「太郎君の好きな人って誰? 僕は《マブダチA》、合言葉は《おニャン子》だよ」
マブダチA:「その前は誰だったの?」
という面倒な方法をとらないといけない。
要するにページを移動するたびに(ひとつまえの好きな人を聞くたびに)、認証(マブダチ確認)を行う必要がある。
それはめんどくさいから、ある一定期間の間は特殊な記号を使って、認証を楽に済ませましょうというのが、HTTPにおけるセッション管理だ。
さっきの例え話でいくと、
山田家の執事がマブダチAの手間を考えて「毎回お名前と合言葉を言ってもらうのも面倒ですから、このバッジ(セッションID)をお渡ししますので胸に付けてください(クッキーに保存)。それを見ればわかりますから。但し、最後のお問合せから30分以上すぎたらお名前と合言葉をもう一度言ってもらいます(セッションIDの有効期限)。そのときはまた新しいバッジをあげます」となる。
大事なことは、このバッジが一時的にしか使われないものということだ。どのくらいの期限を有効とするかはその家族で決めたルールによる。いずれにせよ、バッジがあれば完全スルーであるので気をつける必要がある。
要するにセッション管理を利用することで、実はマブダチじゃない人にマブダチを騙られるリスクが増すんだ。
毎回毎回、ユーザー名とパスワードを答えるのは面倒だから、バッジでよろしくね!ってなったら、バッジをジャイアンに奪われたり、スネ夫盗み見られたり、出来杉君に気付かないうちに誘導させられたりというリスクが出てきてしまう。それを心配しないといけないんだ。
ここで、もしだよ、マブダチAが、世界で自分だけが持っている変更不可能な情報をバッジの代わりに使ったとしよう。例えばDNAだ。
執事がDNAでマブダチかどうかを判断する。簡単ログインのためにあなたはDNA情報を提供しますか?となる。山田さんの家も、佐藤さんの家も、田中さんの家もDNA情報ひとつで認証を済んでしまうような社会だ。しかもマブダチAを表すDNAはひとつしかない。よって、このDNAを1つコピーするだけでマブダチAになりすませる。hatenaもmixiもNaviTimeもDNA認証を使っているサービスは全部だ。もちろん、このDNA認証を一般のセッション管理と同じように有効期限を設定して、その都度破棄することもできるが……。それはあくまで、善意の執事の場合であって……。DNA情報と本人の個人情報をマッチングして裏でほくそえむ黒執事がいたら……ざわっざわざわ……。
しかも、DNA情報を暗号化せずによこせと言ってる奴もいるッ!な……何を言ってるのかわからねーと思うが、おれも何が目的なのかわからねえ……。オレオレ詐欺だとか、クレジットマスターだとか、そんなチャチなもんじゃねえ……。DNA情報ばら撒きというもっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ……。
わかったか、kawango!
誰かを―自分以外の何かを、自分のために「犠牲」にせずに、生きてないやつなんていない。
君は植物か?君は、何を食べて生きている?
今君の周りに見えるものは、全て君が作ったというのか?そのキーボードは?その服は?
一人でいる人間は、いない。
誰かの影響の上に、自分はいまいる。
誰の力も借りず、誰かのお陰でなく、存在してる奴なんていない。
気がつかないだけで、自分は誰かの「犠牲」の上に成り立つのかも知れない。
それに対し、お前は弟や父を犠牲にした人間だ!と、石を投げている奴は、
自分は何の犠牲の上にも成り立っていないと、言える奴はいるのか?
現に石を投げた奴らの自尊心か何かは、石を投げることによって守られたのだろう??
で。
その上でだ。
「君は誰かのためにばかり、生きているとでも言うのか?」
「君は誰かの犠牲になれるのか?君は誰かのために死ねるのか?生贄になれるのか?」
「父や弟は、父自身、弟自身のためには生きなかったのか?」
「君の父や弟が、君の犠牲になって、君の所為で死んだって!?冗談じゃない!!
君は自分を何様だと思ってるんだ!」
人のために生きたい?反吐が出るわ。
みんながしあわせになりますように?ふざけるな!!!
って言っておく。
心から、愛をこめて。
http://anond.hatelabo.jp/20090719134619
その感覚の欠落があってこそ、ニコ動という、ジャイアンたちが互いにパクることが価値のある世界を作れたんだろうな。
俺?
俺は他者の犠牲の上に成り立っているくせに、他者の為に死ねない。
だから、生きながら、祈りながら、せめてもの罪滅ぼしをするんだ。
「何かいうことあるんじゃないの?」僕はげんなりとした気分を気取られないように注意しながら、そう口にした。「いえ、ですから、これを。」彼女は困惑した表情を浮かべながら1万円札を差し出してくる。僕は社会人一ヶ月目にして同僚の、だけれど二歳下の女性に惚れて、そしてその二日後に絶望した。
飲み会を行う、そう聞いたときは「もう一ヶ月経つのに、同じ課の新入社員しか面識ないもんな、そろそろ他の人たちとも交流深めなきゃ」と何となく思っただけだった。けれど、その飲み会の内容を聞いたとき僕は驚いて、思わず呟いてしまった。「100人…だと…」
飲み会、それは大学に居た頃には身近なものだった。就職祝い、誕生祝い。そう何かに理由を付けては近くのバーに行き、とりあえずギネスを、時々ハイネケンをマスターに頼み、やたらと背の高い椅子に座って友人と他愛の無い話をした。そんな時間は非常に心地よく、どうでもいい話に笑い、そして時には研究内容について真剣に話し合い、そしてまた笑った。そう、僕にとって飲み会は、変わり映えの無い大学生活の中での精神安定剤。そんな僕には、その100人という言葉がまるで葬式の中の笑い声ほどに違和感を覚えたのだ。
#==========
「あーもう、辻田さん大丈夫ですか!?」そう僕は横の彼女に声を掛けて揺さぶった。「うーん……」「うーんじゃなくて、歩けます?」「うぅ……」飲み会が終わった夜11時、僕と辻田さんは魔都"新宿"を歩いていた。
仕事を早めに上がって集まった午後6時半、魚民をほぼ貸し切り状態にして飲み会は乾杯の音頭と共に始まった。慣れない大人数の飲み会、そして学部卒の人が多く、院卒のじぶんとしては少し居心地を悪く感じていた。しかし、やはり同じ新入社員として共通の話はいくらでもあり、気づいたら楽しく周りと飲み食い大盛り上がりをした。それが悲劇の原因となろうとは、そのときには気づかなかった。
「吉田君、おーい吉田君?」「宮下さーん?この子も駄目だ。」入社一ヶ月、ピンと張った緊張の糸が緩んで、そして同期しかいないこの気軽な雰囲気で飲み過ぎてしまったようだ。「困ったなあ、こんなにつぶれる人が出るとは思わなかったよ。」「いやあ、流石にここまでは予想できないでしょう、どうしようねえ。」飲み会を企画した幹事たちが、飲み過ぎて丸太のように転がった人たちの処理を相談している。周りを見渡してみると、完全に酔い潰れた人が20人は居るだろうか、惨澹たる状況を呈していた。「でもそろそろ店でないと不味いしねえ、頑張ってどうにかしようか。皆さーん、寝てる人を起こして、帰るの助けてあげてくださーい」その号令と共に、潰れてない人たちは各々周りの丸太をゴロゴロと揺すって、よいしょと抱え上げて店を後にする準備をし始めた。
「えー、君実家通いなの!?」そんな悲鳴が聞こえたのはそんな時だった。「ふぁい……すいません……」その声の方を振り返ると、同じ課の辻田さんがぐったりした様子で男に支えられているところだった。「どうしよう、これじゃまずいよなあ」「誰か送ってってやれよ」「いやー、流石に実家まで連れて行くのはなあ」そんな声が聞こえてきて僕はついイラっとしてしまって言ってしまった。「いいです、僕が連れて行きますから。彼女の鞄、それですよね。ちょっとこっちまで持って来て頂けますか?」
僕と同じエコプロダクト課の彼女は、環境負荷を下げる技術についての知識に長けており、エコプロダクト課の開発する商品に惹かれて入社した僕と意気投合して、課の中では一番仲が良くなっていた。そんな彼女を意識し始めるのはそんなに時間が掛かる訳もなく。その彼女を誰が送って行く俺は嫌だとやりとりしている様を見ているのは気分が悪く、自分が送って行くと言ってしまったのだ。
終電間近の電車に乗り込み、彼女と適当な雑談をする。そうこうするうちに、列車は駅に着いて改札を出る。もう自分の家に戻るには間に合わない時間だ。諦めのため息をつきながら、「自宅は町田なんだっけ、大丈夫?」と聞いてみる。「大丈夫ですう」そう彼女は言ったけれど、明らかに呂律は回ってないし、歩みも覚束ない。僕は再びふぅと息をついてから、「分かった、タクシーで帰りな。ほら、これ使って。」と彼女に一万円を握らせた。タクシーに乗って目的地を告げる程度なら、今の彼女でも大丈夫だろう。そう考え、「それじゃ」とそこを後にした。そして歩くこと5分、ふと気がついた。「ここ、どこだ?」
花の金曜日とはほど遠い灰色の金曜日。雲が空を覆い雨粒を垂らす中、僕は2時間歩いて学生時代よく通った漫画喫茶になんとかたどり着き、そこで時間を潰した。そして始発の列車に乗って揺られ、チュンチュンと朝の雀の声をバックサウンドに家の鍵を開け、ベッドに倒れ込む前にメールチェックした。以前、大学生活の時に「今日の朝一に私の部屋まで来て下さい」というメールを昼過ぎに受信してひや汗をかいた経験から、朝一にメールチェックをするのが習慣となっている。すると、メール受信欄に"Tsujita"の差出人が目についた。「流石メール世代、メールでのお礼は早いもんだな」と僕は思いながらメールを開封した。「藤本さん 昨日は申し訳ありませんでした。色々ご迷惑をお掛けしたみたいで……」直ぐに、僕はこのメールに返信しようとメールを書きだした。「辻田さん 藤田です。余り気にしないで下さい。僕は謝られるような事はされていませんよ。」最初は「一万円の事はいつでも結構ですよ」だとか書こうとしたのだけれど、それだとこちらがお金の事をすごく気にしているみみっちい人間だと思われそうで、その下りは削除してシンプルなメールを送った。そう、僕はいつでも余分な事は言わない、紳士なのだ。
朝帰りなんて社会人になってから初めてだな、そう僕は思いながらベッドに潜り横になった。どうやら思っていたよりも疲れていたようで、僕は思ったよりも長く眠ってしまい、気づくと午後6時を回っていた。本当なら今日は食器を買い足しに行こうと思っていたのに、と頭を振りながらパソコンの方を見やると、メールの受信ウィンドウが新規受信メールを知らせていた。また、彼女からだ。
「藤田さん こんにちわ、辻田です。お優しいんですね、ありがとうございました。」
短いメールであったけれど、僕の心は嬉しさで溢れた。
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翌日、彼女からきっと感謝の言葉とお礼がしてもらえると思いながら、少し浮ついた気持ちで会社に向かった。お金は要らないから、今度食事に行こうと誘ったらOK貰えるかな、でもそれはいきなり過ぎるかな。でもチャンスだよな。そんな事を考えるだけで僕はウキウキした気分になる。周りはきっとブルーマンデーな人ばかりなのだろう、だけれど僕だけはハッピーマンデー、平日のハッピーマンデーだ。しかし、そんな僕の浮ついた気持ちは一気に叩き落とされる事となる。カーンカンカン、前方に船影あり、急速潜航準備!
課のブースに入って「はよざいまーす」と挨拶をしながら自分の席に付くと、彼女が目に留まる。挨拶をしながら会釈をすると彼女も笑顔で会釈を返す。それだけで僕のハートはアップテンポのビートを刻む。さあ、コチラに向かってお礼を言いに来るがいい!僕は華麗に「問題ないよ、そうだ、そんなに言うならに今日のアフター飲みに付き合ってよ。いつも一人で飲んでると寂しくてさ」そんな台詞を僕は頭の中で反芻しながら、顔がニヤつかないように書類に目を通すふりをする。しかし、彼女は会釈をした後すぅと自分の席に着いてしまい、肩すかしをくらってしまった。いや、きっと昼休みにお礼を言いに来るだろう。僕は自分に言い聞かせ、しかし彼女の方をチラチラと気にしながら仕事を進めた。
そして迎えた昼休み。僕は直ぐにでも彼女が来るだろうと予想して、少しの間仕事を進めているフリを続けた。エクセルの画面を睨みながら「うーん、予想と少し違ったかなー、過去のデータをもう少し洗い直すかー」などと適当な事を口にしながら。しかし、そんな滑稽な一人芝居をしていても彼女が僕の机の方に寄ってくる気配はなく、気づくと10分も経ってしまっていた。ヤバい、社員食堂はもう一杯になってしまったかもしれない。僕は、慌てて社員食堂へ向かった。
結局、遅れたお陰で休み時間は食堂で食べるだけで潰れてしまい、僕は朝の浮ついた気分が嘘のように沈んでブスっとした顔で午後の仕事を進めることとなった。隣の松田からは「朝はルンルンな顔して、昼は真面目な顔して、午後はむっつり顔か、忙しいなぁ、お前」とケラケラ笑われてしまった。そんな彼の笑い声が僕の斜めな気分を更に急勾配にして、終業時にはもう我慢が出来ない程のイライラに包まれていた。きっと、その時にはイライラという文字を空中に吐き出す事が出来たかもしれない、そう剛田 武-ジャイアンの「ほげ〜」のように。
彼女は次の日まで僕の堪忍袋の耐久試験を続け、その耐久試験に音を上げた堪忍袋の中身をぶちまけに僕は終業後、彼女のもとへと向かった。「……何か言う事あるんじゃないの?」「え、あ!」彼女は一万円を財布から取り出すと僕に渡して来る。僕の体の中を苛つきが駆け巡る。それをダイレクトに彼女に浴びせかけそうになり、僕は黙ったまま自分の席に戻る。すると、タタタっと僕の席に来る足音が聞こえ「ああ、謝りに来たんだな」と僕は思った。しかし、その期待は更に裏切られる。ポケットに一万円札がねじ込まれたのだ。
「ちょっと!」僕は声を荒げ、彼女のポケットにねじ込み返す。「君、失礼だよ!色々と!」もう、僕の理性のブレーキオイルは完全に切れてしまっていた。「社会人たるもの、頂いたものをそのまま返すとか無いわ!」自分が何を言っているのか良く分からないまま、頭の中に浮かんだ言葉をそのまま彼女に叩き付ける。しかし、彼女は憮然とした顔で「じゃあ、一万円分何か買って返せって事ですか?」そんな、彼女の様子を見て僕は怒りを再び沸騰する。しかし、僕は社会人。彼女よりも二つ上。先のように感情のままに暴走しても意味が無い。ぐっと怒りを噛み殺して言葉を繋いだ。「そういう考え方も……あるよね。でも、本当にそう思ってるなら、その一万円を持って早く帰ってくれないかな」「なんで……そんな冷たい事を言うんですか?」彼女は先ほどの憮然とした顔とは打って変わって、驚いたような、悲しいような表情を浮かべていた。もう僕はどうでも良くなり、「そういう付き合いが面倒だと思うのかな。だったら、もういいよ帰っても。」そう言って僕は出口を指で指し示した。すると、彼女は俯いて、走り去るように行ってしまった。
僕は彼女の感謝の気持ちが欲しかっただけだ。何かしてもらったら、お礼を面と向かって言う。それは常識だ。たったそれだけの事を彼女はどうして分かってくれないのだろう。「ありがとうの台詞を直接貰ってないよ」その一言を彼女に言うのは簡単だが、しかしそれで貰ったお礼の言葉は意味が無い。そう思ってその言葉を発するのは止めていたのだが、その気持ちは分かってもらえなかった。そう僕は怒りの悲しみの混ぜこぜになった気持ちになり、しかし少し言い過ぎたかもしれない、とも思い始めた。
女性、しかも先日までは淡い気持ちを抱いていた相手。やはり落ち込んで泣いている様子を想像すると、僕は心臓をギュっと荒縄で締め上げられるような感覚に陥った。すると、居ても立っても居られなくなった「ごめん、ちょっと辻田さんの様子を見て来てくれない?」そう隣に居た松田に頼むことにした。「お前も、色々難しいお年頃なんだね」そう苦笑しながらも、研修室に彼女の様子を覗いてくるのを快諾してくれた。
僕はふぅと息を吐きながら、もし彼女が泣いていたらどうしようか。僕が怒った経緯を一から順番に説明し、その上で謝った方が良いだろうか。それとも、何も言わずに謝罪の言葉を掛けた方が良いのだろうか。そう悩んでいると松田が戻って、彼女の様子を教えてくれた。「良かったな、彼女泣いてなかったぞ。談笑してた位だからさ、大丈夫だ。」そう笑いながら僕の背中をポムと叩いて来る。談笑、談笑。結局、彼女に僕の気持ちの一分も、一厘も伝わっていなかったのだ。僕の心は再び黒い感情に包まれ、僕は誓った。もう年下趣味、ロリ趣味は捨てよう。これからの時代はお姉さんだ、ボディコンだ、と。これが、僕のささやかな恋の終わり。これが、僕が生まれ変わったきっかけ。
side-B: http://anond.hatelabo.jp/20090502112938
そういうのもいるけど、論理が通用しない系の馬鹿は暴れ出すとどうしようもなくなる気がする。
いわゆるジャイアンみたいな感じか。ぶっ飛ばして黙らせるか無視しか無い。
私が言いたかったのは、その「相手を気遣う」つもりが全く無い人の原因が、実は自分にあるのかもしれないという考えも持ってほしいという事です。
実際自分もその点で苦労していて「自分も悪いところがある」というのを知っていて覆い隠している自分に気が付いたときは愕然としました。
詭弁だね。
「いじめはいじめられる側が悪い」といういじめ肯定論だろそれ。
体育会系やリア充という連中は、体育会系・リア充というだけでそうでない人々より優越していて
自分たちの価値観にそぐわない人間や意見を「空気嫁」として排除しようとする。
当然、体育会系・リア充からは、そうでない人間は自分たちより劣っているのだから
気遣う必要もないと考えている。
物心ついたときから、他の子よりも動作がトロい、周りが見えてない、物事を覚えるのが遅い、としょっちゅう母親に怒られる‥というより癇癪を起こされていた。小学校に入っても、ハーモニカがうまく吹けない、漢字や計算のドリル、作文が時間通りに仕上げられないと毎日のように終業後も残されて、やっと解放されて帰宅すると、母に正座されられた上小一時間説教された。
そういう有様だったから、当然のようにいじめられた。たまに一度も殴られも蹴られもせずに済む日があると、「今日はツイてた!」と内心大喜びしたものだった。母は私が泣いて帰る度に「どうしてやり返せないの?」「あなたがちゃんとしないからいけないのよ」と嘆いたり愚痴ったりした。チョークの粉まみれになった私の頭上めがけて、「どうしてもっとしっかりしないの!」と畳んでいた洗濯物を手当たり次第に投げつけたこともあった。
そんな当時の一番の安らぎといえば、漫画や偉人伝を読むことだった。のび太はどんなにジャイアンやスネ夫に酷い目にあってもドラえもんが助けてくれるし、本の中の「偉人」たちは子供の頃どんなにいじめられても、成績が悪くても、貧乏で辛い目に遭っていても、最後はかならず成功して名を残す。私の中に1つの、確固たる欲望が芽生えだした。「勉強を頑張って、偉くなろう。今私をいじめた連中を見返してやろう」加えて、手塚治虫が昔いじめられっ子で、医学部卒業後漫画家になったという経歴はさらに私の心に光明を与えた。「大きくなったら、大学に行って、漫画家になろう! そして、有名になれば、母も認めてくれる!」
母の期待と強制もあって、成績は上位を保った。クラスメートは「成績が良いからっていい気になりやがって」とさらにいじめをエスカレートさせた。六年生の時、母が発作を起こして入院した。更年期障害だった。退院後心身共にさらに不安定になった。母は、「あなたが面倒ばかり掛けるから治らないのよ」と泣いた。
中学に入るといじめは激化した。突き倒され体中踏みつけられ、ショーツを脱がされそうになっていたところを、見かねた学年主任が止めてくれた。以後、あからさまないじめは止んだが、相変わらず一人だった。漫画を読むことと描くことが救いだった。
何とか高校は進学校に入り、いじめ連中とはようやく別れることが出来た。しかし成績は落ちた。唯一、平均以上の評価を与えられていたのは美術だった。「将来、イラストや漫画の仕事をしたい。だから、美大か美術系の学校に進みたい」と言ったら、母は激昂して発作を起こした。父は「お母さんがこんなに反対してるじゃないか、うちはそんな金もないし、普通の大学へ行け」と言った。そんな両親は、後に、妹の私大の獣医学部へ行きたいという願いを二つ返事で聞き入れ、親戚中を資金集めに奔走することになる。
大学では漫画三昧だった。卒業後も漫画雑誌へ投稿を続けたが、賞に掠りもしなかった。イラスト関係の大賞も落選続きだった。バイトは単純作業以外のもの以外は次々クビにされた。母とは始終口論続きだった。見かねた父は私に昔の同僚が経営している会社への就職を勧め、私はようやく一人暮らしを始めた。
現在、正社員になって5年目になる。父は行った。「お前、いつまでもその仕事が続けられると思うか? いまの社長の年を考えてみろ」
結局、漫画家にはなれなかった。もちろん有名にもなれなかった。それどころか、「社会人」としても、実の親からもろくに認められていない。
ある人は私に言った。「あなた、一体、自分がいくつになると思ってるの?」…どうやら、他人からは、「成人」としてすら認識されていないらしい。
ちなみに、妹は一浪して念願の獣医学部を卒業後、就職して一年足らずで「実家がマンションを三つ持ってる」資産家の次男と出来婚した。
私は負けた。世の中にも。家族にも。かつてのいじめ連中にも。そして、自分自身にも。
というより、最初から相手にもされていなかったのかもしれない。
わかる。わかるけどまあ状況によるわねえ。
例えば宇宙小戦争なんかで、ドラえもん、のび太、ジャイアンの3人がレジスタンスと接触するために宇宙基地を離れ、
宇宙基地にはしずちゃんとスネ夫だけ残っている状況で、ギルモア将軍側の無人戦闘艇が何百何千と宇宙基地を攻めて来るシーン。
もちろん基地は戦闘配置で大忙しなんだが、なぜかスネ夫がいないと。しずちゃんが物陰に隠れておびえているスネ夫を発見し
「なんで」というとスネ夫は泣き叫びながら「無人戦闘艇が来ているんだよ! これは遊びじゃないんだよ! 死ぬかも知れないんだよ!」と。
この反応は圧倒的にリアルなんだけどしずちゃんは一喝するわけだ。もちろんしずちゃんだって恐くないわけじゃない。すごく恐いんだ。
ただ何かをして死ぬか、何もしないで死ぬか、という選択を(小学生がw)したっていう。
腹が立たない改変を考えてみた。さて、どれが一番腹が立たない?
ドラえもん、のび太、しずか、スネ夫、ジャイアン。この5人が乗っていた船が難破し、無人島に流された。
その過程で、ドラえもんは行方不明となり、島に流れ着いたのは4人だった。この時点でドラえもんの安否はわからない。
ドラえもんの安否を確かめるには、船を出して捜索するしかないが、のび太には船をつくる能力や、直す力はない。船をつくり、直すことができるのは、のび家とは縁もゆかりもない、スネ夫ただひとりだった。
のび太はスネ夫に頼んだ。「船を直して!ドラえもんを探したいんだ!」と。
スネ夫は直すと言った。だが、条件をつけた。その条件とは、ドラえもんをスネ夫に譲渡しろ、というものだった。
のび太は悩み、しずかに相談した。しずかは「のび太さんの思うように行動すればいいと思うわ」と。
のび太は結局、スネ夫の条件を飲んだ。スネ夫は約束を守り、船を直した。
そして船が直り、これからまさにドラえもんを探すというときに、ドラえもんが無人島に道具を使ってたどり着いた。
のび太はドラえもんに、捜索するため、船を直すためにスネ夫とこんな条件を飲んでしまったことを告白した。
ドラえもんはそんなのび太を許さなかった。「ぼくを勝手に売るなんて、きみはじつにばかだな。」
のび家は三人家族になった。
織田信長、豊臣秀吉、明智光秀、徳川家康、フランシスコ・ザビエル。この5人が乗っていた船が難破し、無人島に流された。
その過程で、信長は行方不明となり、島に流れ着いたのは4人だった。この時点で信長の安否はわからない。
信長の安否を確かめるには、船を出して捜索するしかないが、光秀には船をつくる能力や、直す力はない。船をつくり、直すことができるのは、百姓から成り上がった秀吉ただひとりだった。
光秀は秀吉に頼んだ。「貴殿の能力を見込んで申す。殿のため、船を直していただけないか」と。
秀吉は直すと言った。だが、条件をつけた。その条件とは、信長にかわり自分が天下統一を果たすことだった。
光秀は悩み、家康に相談した。家康は「鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス」と。
光秀は結局、天下統一にゴーサインを出した。秀吉は約束を守り、船を直した。
そして船が直り、これからまさに信長を探すというときに、信長が無人島に自力でたどり着いた。
光秀は信長に、捜索するため、船を直すために秀吉に天下統一を許してしまったことを真面目に報告した。
信長はそんな光秀を許さなかった。
ダンコーガイ、ありむー、jkondo、タケルンバ、シロクマ。この5人が乗っていた船が難破し、無人島に流された。
その過程で、jkondoは行方不明となり、島に流れ着いたのは4人だった。この時点でjkondoの安否はわからない。
jkondoの安否を確かめるには、船を出して捜索するしかないが、タケルンバには船をつくる能力や、直す力はない。船をつくり、直すことができるのは、東大卒のありむーただひとりだった。
タケルンバはありむーに頼んだ。「船を直して下さい。はてなを守りたいのです」と。
ありむーは直すと言った。だが、条件をつけた。その条件とは、ありむーと一夜を過ごすことだった。
タケルンバは悩み、ダンコーガイに相談した。ダンコーガイは「学歴なんて関係ない。俺は中学の時すでに高校レベルを理解していた」と。
タケルンバは結局、ありむーの要求を飲んだ。ありむーは約束を守り、船を直した。
そして船が直り、これからまさにjkondoを探すというときに、jkondoが無人島に自力でたどり着いた。
タケルンバはjkondoに、捜索するため、船を直すためにありむーに身体を許してしまったこと、さらにその記事をブログでUPしたことを告白した。