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2015-08-02

柔道ルールが非常によくない

 柔道は、最近ルール改正が目覚しい。クソみたいな判定も多い。

 でも、大概はルールに明記されるので、仕方無いなーとなる。対応できるのも力だろう。判定方法がクソなのは流石に柔道連盟やIJFも認めてるだろ。何度も問題になってるし。

 しかし、個人的に一番嫌いなのが。「審判の匙加減でどーとでもなるルール」が周知されない点。

  

 特に、『指導』というルール。これ、つまり反則をポイントに変換するよーってルールで。これだけで試合決まるのが多い。ってか、指導を奪って勝つっていう概念があるくらい大事ルール。ほぼポイントと変わらない意味がある。

 で、この指導ってのはつまり反則だから、いくつか反則の種類があるんだけど。「ここが審判の匙加減に大きくよっている」という現状がある。

  

 分かりやす指導ってのは、問題ない。「ピストルグリップ攻撃しないの禁止ね!」って言われたらピストルグリップしなければいい。「頭抜いたら一発で指導ね!」なら、頭抜かなければいい。「両手で組手切るの禁止ね!」これも若干分かりにくいが、まあ、分かる。

 しかし、分かりにくい指導ってのがある。しかも、ほぼ柔道ゲーム性を決めているのがクッソいやらしい。

  

 「6秒以上攻めないの無しね!」たとえばこれ、昔は全然取られなかった、組み手争いっていうつかんだり、離したり、距離とったりってのも攻防の一部だからっていう理屈。でも、最近は組んでいても技に入るなり、がんがん動くなりしないとダメしかも、ダメかどうかは審判のその日の気分だったり、国際的な『風潮』とかいものだったり、審判の厳密さだったり。つまり大会や時期ごとに全然違う。それは、つまりルールに書いてないけど、空気を読めということになる。普段から柔道試合を見まくれるプロとかなら問題ないが、素人がこんなものに振り回されて、また視聴者やファンも理解できないルールでやられて、たまったものじゃない。練習もこれにあわせてやらなきゃいけないのに、現状、対策マジでない。早いタイミングで取られるらしい、という物凄く良く分からない空気でやっている。

  

 「かけ逃げ禁止」。このルールも分からない。どこまでがかけ逃げかどうか、ってのは、これもまた審判しだい。現在ルールでは、あまり組まなくても、即効技に入るのが大事なため、かけ逃げと紙一重な技が多い。そういう技を練習することになるので。大会でかけ逃げが厳しく取られたらそういう選手は終わる。また、かけ逃げの基準も、物凄くあいまいというか、不合理で。手の一部が服にかかっていればかけ逃げじゃなかったり、完全につかんでいないとダメだったり。巴投から寝技も、『巧みに(当然主観)』入っていればセーフだが、巧みであっても、2、3回だとかなり心象が悪く、逃げているととられがち。しかも、巴の場合時間つぶしと紙一重なので、巴投中心で練習している寝業師ってよばれる一群の場合は、かけ逃げととられない場合が多い。つまりプレイヤータイプによって、取られない取られるが決まったりする。ルールってそういうもんじゃないでしょ。

  

 正直、これどうなのって思うよ。指導ルールは流石に明確にしてほしい。柔道を見る側にもやる側にもクッソつまらなくしてる。本当に、これ俺が個人的に思うだけでなく、古参人達結構納得いってなくて、でも国際準拠からしかたないなってやってる。

 脚取り禁止になった時点で相当怪しいもんだって思ったんだけど。きっちり組んで投げましょう。って聞こえはいいんだけどさ。使える技術、組み手の妙味みたいなの消えちゃって、柔道のいいところ死んじゃったわけよ。柔よく剛を制すって、これ脚取りあっての話だったんだけど、脚取りなくなると、チビデブに負けますっていうことしか残らないよ。組んだら負けるんだから、組み手争いで切ったりして崩してたんだけど、これなくなったら、崩し無理だよ。デブ筋トレしてる方がが勝つ、技術より筋肉体重になる。

 
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