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2012-10-01

日本三大「豪傑」選考

「豪傑」にもいろいろあるが、ここでは、個人の武勇、それを示す逸話、そして知名度を鑑みて選考する。

ただし数が多くなるためいわゆる「剣豪」は除いた。あしからず

藤原秀郷

俵藤太。大百足退治。

武勇については問題なし。

知名度でどうか。

源頼光渡辺綱坂田金時

頼光四天王を率いて酒呑童子や土蜘蛛を退治。

対戦相手は最強クラスだが、頼光本人の武勇がよく分からない…。

源為朝

西八郎。保元の乱活躍

一矢で船を沈めたとも。

大蛇退治の逸話もあり。

那須与一

屋島の戦い、扇の的。

為朝と比べれば落ちるか。

武蔵坊弁慶

五条大橋での刀狩。立往生。

知名度は随一。

小島太郎

小島

猿や犬を懲らしめる。

実在が疑われる。

七条兼仲

餅。

薄田兼相

岩見重太郎モデル。狒々退治。

史実では大坂の陣奮戦

本多忠勝

徳川四天王

意外に武勇を示す逸話は少ないが、知名度だけで他の不足を補うレベル

加藤清正

朝鮮での虎退治。

現在では豪傑というよりも名将として評価されていると思われ。

雷電爲右エ門

伝説的な力士

他の候補者と比べて異色ではあるか。

暫定で選ぶなら「源為朝」「武蔵坊弁慶」「本多忠勝」。

こうして見ると昔のほうが逸話スケールが大きいので、

忠勝に代えて源頼光(with四天王)を入れ、

三大怨霊みたいに平安時代で固めてしまってもいいかもしれない。

意見を求む。

南北朝とか思いつかないんだけど誰かいたっけ?

2011-04-23

ノモンハンと嘘とYoutube

歴史街道 2011年5月号はノモンハン事件(ハルハ河戦争)でしたが、なんか読み終えたあとすごく気持ち悪い読後感が残ったのだが、どうしようもなく、うまく言語化できずに二週間ほど過ごしたが、最近http://www21.tok2.com/home/tokorozawa/faq/faq08j02.html#01749」を読んで、ようやく、なんとなく言語化できるような気がしてきた。

敵の圧倒的な戦力の前に、日本兵達は決死の覚悟と高い練度で驚異的な善戦をしてみせ、空でも陸でもソ連軍におおきな被害を強いた。そのまま戦い続ければ勝てる戦いだと現場では理解されていた。しかし、しかし、日本は負けた。なぜなら、現場を遠く離れた軍の上層部政府が愚かだったり、スパイに騙されていて、正しい判断ができなかったからだ。悪いのはすべて軍上層部政府であり、奮戦した現場には何の落ち度もなく、むしろ被害者といってもよいほどだ。そのうえ、そんな莫迦参謀たちや、政府によって、日本国国民たちは騙されて、おおきな被害を被った。

なんかさー。これって、いま世間をぐるぐる廻ってる話と同じじゃない?

悪いのは全部愚かでやることなすこと失敗ばかりの「奴ら」であって、現場奮戦している人間には何の罪科もなく、我々国民は一方的に騙されて被害を被った被害者なのだ。

でも、そーじゃないよな?

軍の方針を決めていた「奴ら」や、政府の「連中」はきっと実際はそれなりの超エリートでそんなに愚かじゃなかっただろうし、彼らが決断したのは酒に酔ってたからとか、誰かに騙されたとかそういうことじゃなくて、国家の方針を真剣に考えて決断した結果だろうし、スタンスだって遊び半分でやってたわけじゃなくて、それぞれが持てる能力を持って状況に取り組んでいる国家指導者であったりするはずじゃないかい? 「現場奮戦している人間たち」の多くは前々から放置していてはいけない問題点に気付いていながら、なにも言わなかったものが大勢いたはずだし、我々国民だって完全にイノセントはなくて、国の振った旗を大歓迎で追い掛けたたり、得意げに人に語ったりしてたはずじゃないのかいね。

ノモンハン事件に関する記事に、どうしても嫌悪感を覚えたのは、それと同じ。

自分たちは悪くない。悪いのは全部上の連中。上の連中は何も考えてなくて失敗ばかりで、おかげで自分たちは貧乏くじを引いたのだ。

それってさ。新橋飲み屋で酔っぱらって、ただ上司の悪口をいって、ふらついて駅員を怒鳴りつけてる酔っぱらいか自分たちは一方的に嘘に騙されていた完全な被害者なんだぜー、とかYoutubeで得意げに謳っちゃうのと同じじゃない。

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