「出生数、初の70万人割れの公算」とのことだ。
少子化の原因となっている独身男性を50年以上もやり続けている身として、さすがに子供がこんなに産まれないと色々まずいだろと思い、その原因を自分事として考えてみた。
まず私が何故独身だったかというと特に明確な理由は無いと思う。
結婚願望は全くなかった。
友人の結婚式に出ると自分も結婚したくなると聞かされたこともあるが20代後半からは結婚式の帰り道で一緒に馬鹿やれる友人がまた一人減っていき祭りが終わるような寂しさすら感じたほどだ。
うちは両親が離婚しているため円満な夫婦生活というもののリアルなイメージを持ってないことも原因なのかもしれない。
だからといってアンチ結婚というほど頑ななものは無く、要はその時付き合ってた女性とそういう雰囲気になれば普通に結婚を考えだし、同じようなレールに乗ってたのかもしれない。
振り返るにそういうifが想像できる相手が1人しかいないことが問題なように思える。
暇がありすぎるくらいにあった大学時代と違って社会人生活は私には慌ただしすぎた。
平日はほぼ毎日サービス残業で安月給のやり繰りに苦労させられ、彼女と遊ぶ費用を捻出することすら困難だった。
むしろそんなハードモードの中で勤務中に目の前ですっ転んだ女性を助け、電話番号を聞き交際まで至った己のガッツを賞賛したくなるくらいだ。
その彼女と別れて上京し、そこでお付き合いした方とは転勤による遠距離恋愛の末に別れた。(この方が前述の1人)
それ以後、非婚主義者→バツイチ→年の差ありという交際遍歴で結婚を意識しない相手とばかり交際してきたせいでこの有様だ。
私のケースは標準的ではないのかもしれないが、やっぱ労働時間が長すぎたり、お金が無さすぎたりすると
もうちょっと若者に時間とお金を与えてもいいんじゃないかと思うし、9時から18時までわーっと働いて、そっから遊べ~みたいな雰囲気になってもいいんじゃないかとすら思うのだ。
さすがに今のご時世で見合いが復権することはないだろうから、ある種自主性に任せて結婚に仕向けないといけないんだけど
私も一人でできる趣味を多数持っているが、一人でできる趣味が多数持てるこの時代こそが問題なのかもしれない。
趣味について語り合いたいという感情すらSNSで解消されてしまう。。。色々考えてみても結婚しない人は今後も増えていくんだろうなと改めて実感したのでした。