俺は95年生まれだが、中学時代前後の自分のネット環境を振り返ると、まだまだ制約が多かったように思う。
これは大いに個人差があると思うが、俺の場合、高2で自分のパソコンを貰えるまでネットは親と共用だった。
学校の友達の影響で中2でオタク文化に触れるようになったものの、そのような環境では厳しいものがあった。
ちなみに自分の部屋にテレビもなく深夜アニメは共用のレコーダーで録画するしかなかった(結構恥ずかしかった)。
制約された環境のなかで何を見ていたかというと、アニメの公式サイトや2chまとめサイト、youtubeやエロサイトだ。
2chまとめはアニメ系の「今日もやられやく」、youtubeは東方の音MADやおもしろフラッシュ系(スネ夫探偵事務所とか)。エロサイトは外人のヌードサイトや「裏アゲサゲ」とか見てたかな。親のいない昼間~夕方にかけてこっそり見るのが楽しみだった。
本家2chは怖いイメージがあったから近寄らなかったし、ニコニコも登録が必要だったから見なかった。エロサイトも深くは入り込まなかった。そんなだから割れやゲーム改造もやらなかった。親のパソコンということもあって、割と無難な感じのサイトしか見てなかったと思う。
俺は兄貴もいなかったし学校の友達も少なかったから同世代のオタクと比べて知識は乏しかったはずだ。
のちに自分のネット環境を手に入れて、同世代のオタクたちの姿が見えてくると、自分との情報環境の差にびっくりする。
中学生、早けりゃ小学生から2chに書き込んだり、ニコニコに動画上げたり生主やったり、割れや改造をしたりと、明らかに文化資本の差を感じた。
こういう奴らは上に兄弟がいたり、子供のころからパソコンや携帯を買い与えられていたのだろう。
今でこそ、ネットは万人が当たり前のように使っているが、俺の時代ではまだ居間や学校でしか使えない連中もいたのだ。
豊かな情報環境にいる今の小中学生たちは昔よりもオタク文化資本が豊富だと思う。
ただ、俺は制約の多かった環境で不自由をしたから今の若い奴らが羨ましく思う一方で、ネットとリアルの境界が取り払われ、常にネットの世界に身を置いていなければならない「逃げ場のない」社会で人格形成期を過ごさずに済んでよかったとも思う。
俺よりもう2,3個下になると小中学生でネットに触れるのが当たり前の世代だろうから、95年生まれの子供時代はインターネットが世界を覆う過渡期だったんじゃないか。
いつも思うんだが表に出てるsnsの文章、しかもごく一部だけでよくもまあ世代全体を知ったように語れるなあと 見えないものは存在しないってか?
みえないものを知ろうとして マースーダーを覗き込んだ♪
若い子がこんなろくでもないところに来るな
95年生まれは若い子ではないから来てもいいね
今年で29だしな 来年から俺等と同じ中年の仲間入りや