2024-06-09

教室の壁際に陣取ってちょっと席を離れて戻った時、手前に後から来た奴が座ってると通れない。

こんな時に何も言わず後ろの隙間にグイグイと身体ねじ込む(そして暗に席を引けと促す)コミュ障も少なくないが、おれは社会性があるのでちゃんと「後ろすみません」と声を掛ける。

大抵はアアすいませんと言ったり無言で席を引いたりするが、たまに「どうぞ」とか言われる。周りに置いた荷物10秒ほどかけてよけてから「通っていいですよ」と言われたこともある。

なんでおれが『許可』を受けてんだ……?

許可ってやつは『権限』を持ってる奴が『与える』ものだよな?

なんで後から来た奴に、こっちが『通させてもらってる』って感じにならなくちゃあならないんだ?

ってキレそうになる。キレはしないが釈然としない。

そこに座らざるを得ないならまだしも、他の席も空いてる状況でわざわざ先に陣取ってたおれの通り道を塞いでるんだから、むしろこちらにイニシアティブがあるんじゃないか邪魔だよと言いたい所を抑えてわざわざ遜って声をかけたのに、その姿勢につけあがってあろうことか「いいですよ」だ?本人にそこまでの意図があるかどうかは知らんが、理不尽な恩着せがましさすら感じる。

まあこれは単にマイルールに則った話なので他人に強いる道理もない。どこに誰が座ろうが自由というのがより一般に共有されているだろうし、大学側も権威を与える規範なんだろう。座ったり荷物を置いたりして確保出来るのは一席分の空間だけであって、その周辺は誰のものでもない公共空間なんだろう。

さりとて通る側が通り道を準備された事について一方的にありがたく感謝する立場でもないだろって思う。

こういうささやかな事を表面的にではなく心からスルー出来るようになったら楽なんだろうな。マイルールなんか持たずに常識内面化してしまった方が社会生活で苛立ちを覚える事も減るだろうし、謎にキレてる異常者みたいな扱いを受ける事もなくて楽なんだろうな。今は表には出してないから「普通」に擬態出来てるけど、いつかぶつかりおじさんみたいなヴィランに仕立て上げられないとも限らない。でもやっぱりおれの思う正しい物事原理に従って動きてえ。ただのポジショントークじゃなくて自分が逆の状況になったらマイルールに則って然るべき行動を取ってるし、そもそもそういう状況が発生しないようにもしてる。ちゃん一貫性を保ってるのに、それすら傍から見れば異常者仕草くらいにしか思われないだろうから虚しいぜ。

  • なぜ叩かない?頭を叩けば状況を直ちに理解するだろう。言葉で言って聞かせても分からないなら、別の方法で分からせるのがよい。 邪魔だボケと耳元で聞かせるのもよい。あるいは大...

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