「外国人が犯罪に巻き込まれないように」埼玉・川口市で在留外国人の安全確保パトロール実施 埼玉県警
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/979097
これについて、「外国人限定か! 日本人を守らないのか!」みたいな意見があるが、それは(このイベント限定なら)ある意味で正しく、ある意味で間違ってることをメモ書きしておく。
これはある意味で正しい。ただし、日本人を蔑ろにする意味ではない。
外国人というのは(日本に限らないが)ただでさえ、不安定な身分となる。周囲からは好奇の目で見られるし、何より外国人自身も、日本社会の一員という自覚があまり持てない(来る前に日本語を猛烈に勉強してたなら別だが、基本は言葉もあまり通じないし、選挙にも行かないし、家族が日本にいるわけでもない)。
日本人に例えるなら、大学の4年間だけ住む街のような状態だ(卒業後、地元に帰るつもりの人なら、住民票を移してない人も多いだろう)。
そんな状態だと、いざ自分が犯罪にあった時でも、「警察に駆け込む」という選択肢が取れないことがある。
「警察に行って、まともに取り扱ってもらえるか」「そもそも自分が犯罪にあった事が、相手に正確に伝わるか」という不安は、外国人は日本人の比ではない。日本人ですら、日本の警察に行くというのは、なかなかに第一歩が踏み出せないのだから、外国人なら尚更である。
だからこうやって、警察自ら「外国人も、遠慮せずに我々警察を頼ってください」とアピールするという事は、日本人が想像する以上に外国人に刺さるのである。
そういう意味で、「外国人限定」というのは間違っていない。しかし、それは日本人よりも外国人のほうが「警察を頼るハードル」が高いから、引っ張り上げてるだけであり、別に日本人を蔑ろにしているわけではない。
これは間違い。
日本に定住する外国人は(もちろん例外も様々にあるが)基本は、言葉もなかなか通じず、文化も違うし、友人や家族もほぼいない状態で生活をスタートさせる。
そんな人は、かなりあっさりと外国人マフィアに転んでしまう可能性がある。
日本でも、大学生を狙って特殊詐欺グループがSNSで勧誘したりするが、それと全く同じことが外国人にも言える。
言葉もなかなか通じず、不安やストレスの多い生活の中で、フレンドリーに接してきた同郷の人間に、油断をしてしまうのはどこの国の人間でも同じである。
こうして外国人マフィアの構成員となった外国人は、当然ながら日本人にとっても脅威となる。
そうなる前に「外国人にとっても頼れる警察」をアピールしておけば「あれ、何かこの友達、もしかして悪い人?」って外国人が思ったら、通報してくれる可能性が高くなるだろう。
アレだよね、ODA方式っていうか、明石さん的理念っていうか、「ぜんぶ用意して渡してもモノにしてくれない、彼らが自分で学んで構築して維持して国を造っていけるようにしてお...