2023-10-25

日本医療系の限界

といっても病院の外の話メイン。

ここ数年、医薬品会社不祥事ボロボロ出てるけど、

海外発祥ルール準拠言葉通りにやろうとすると、

めちゃめちゃ厳しいしお金も人もかかり過ぎて対応しきれないってところだと思う。

この辺り、海外はどこまでやってるのか厚労省関係各所わかってるんだろうか。

書き方は悪いけど匙加減ってのがあるだろう。

あと、明確なトップダウン構造強要するから

日本製造業がやってきたボトムアップ真逆になるところも向かい風。

お金も人もかけなきゃいけないかコストは膨れ上がるのに、

それを薬の価格に反映させることはできない。

薬価厚労省が決めているからね。

しか普通の薬は年々薬価改定という名の値下げを強要される。

新薬が出ても売れれば高すぎると大幅値下げを強要されるのはハーボニーなどで実証済み。

昔に比べて技術必要で高い薬が増えているし、

日本高齢化が進んでいるから、

保険制度を取り入れているか医療費が嵩んでいくのは明白なのに、

病院診療報酬を上げたり、仲介する卸業者を生かしたりで薬価さらに叩かれる。

不採算になった薬を止めようとしても厚労省はひどく反発してなかなか止められない。

そこでまたお金がかさみ、新薬の開発費を削らざるを得ない。

海外と違って薬価改定などがあって新薬を作り続けないといけない、

実質自転車操業日本医薬品会社はがんじがらめってわけだ。

医薬品会社から見ればこうなるけど、

病院診療報酬の低さ、高い人件費、求められる機材の高騰もあって補助金頼りの経営余儀なくされてる。

業者補助金頼りの病院から薬価よりも大幅に低い売値を要求されて厳しい。

薬価患者が買う時の値段だから医薬品会社→卸業者病院薬局と売られる時には薬価よりも低い値段になることは明らかだよね?

でも医薬品会社→卸業者よりも卸業者病院薬局の方が安い値段をつけざるを得ない状況もあるそうで、

業者収入源は医薬品会社の代わりに広報しましただの、医薬品会社相談した時の相談料だのになっているようだ。

(この辺間違ってたらごめんなさい)

こんな感じで、割とどこも厳しい。

現状のままだと将来は確実に詰んでると思う。

せめて高齢者自己負担を5割にするとかして、

薬価改定をなくしていかないと、

日本医薬品会社から新薬が出なくなるし、

こんな美味しくない市場海外メーカーは薬を売ってくれなくなる。

欧州米国とならんで日本独自臨床試験要求してるから海外からしたら無駄コストがかかるのも厳しいところだろう。

逆に、T社みたいに日本に縛られることなく、他の医薬品会社も外に出ていくなんてこともあったりするかもしれないね

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