2023-01-14

https://note.com/shinshinohara/n/n52f06e2e4841

これ、けっこう当たってる。

増田箸にも棒にもかからない木端役人だが、自分立場から言ってもわかるところはある。

ただ、違うところが一つだけあって、

官邸主導ということで政治家政策を決定するようになっている。」

より正確にいうと「総理秘書官政策を決定するようになっている。」というのが現状。まあ、直下で「政治家お気に入り人間からしか意見を聞かない」とあるから、つまりはそういうことなんだが。

もちろん、ボトムアップ意見が通らないわけではない。ただ、そういう意見財務省とがっぷり四つ相撲を闘わねばならない。はてなでは財務省諸悪の根源的な言説が時たま繰り広げるられるケースがあるが、財務省財務省できちんと仕事をしているというのが増田の肌感覚だ。きちんと必要性を論じて、そして財務省は無い袖を懸命に手繰りながら、なんとか現場が動けるように凄まじく丁寧な査定を行っている。どれぐらい丁寧かといえば、千円単位数字を詰めてくる。このギリギリの見極め力は本当に恐れ入る。国の財政が逼迫しているのは明らかだし、はっきりいって現場はまだまだ詰められる部分はある。増田転職組だが、前職の経費節減力に比べれば全然足りていない。故に財務省姿勢は正しいと思うし、当社はもっと財務との折衝で闘える実績を上げる必要ときちんと経費を当てていく必要はあると思っている。

ところが、それを飄々と超えてくるのが官邸主導の施策、いわゆる官邸マターというやつだ。gotoとか、ちょっと前だとインバウンドとかそういうもので、増田財務省と千円単位の折衝を詰めているなかで、突然1000億事業を作れ、とか突拍子もないことを言ってくる。もちろん、コロナ給付金など急を要する場合には功を奏することもある。だが、大抵の場合現場も、財務省勘定もただ歪めるだけ、というケースがほとんどで、財政も然ることながら業務行程も完全に破壊してくる。こうなるともうめちゃくちゃだ。

「お気に召す話しか狭き門を通れない。」というのもそのとおりで、秘書官趣味にあうかどうかでこの官邸マターは決まる。結局、自分が興味を持ったものしか人は聞く耳を持たない。これは仕方ないと思うし、だから民主主義独裁というわけだ。ところが、政治家はまだ一応、選挙で選ばれているし、まだ一応700人いるわけだから、まだ一応民主主義の体をまだ一応なしているわけであるが、総理秘書官はただの官僚(かんていのすがた)であるから選挙も経ていないし、自分推し進めた政策責任を取らされることもほぼない。ここに邪悪さが集約されていると思う。故に増田は今すぐ官邸主導は解体されるべき、だと思う。

ちなみに、官邸秘書官と並んで害悪存在として内閣参与という制度もあるのだが、これはまた、別の機会に。

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