2022-12-22

anond:20221222221110

「さぁ、とりあえず座ってくれ。今お茶を用意するから

そう言われて、俺たちは椅子腰掛けた。

「ねぇキョーコちゃん、これってもしかして、かなりヤバい状況になってるんじゃないかな?」

「う〜ん……でも、まだ慌てるような時間じゃないかも」

「そうだといいけど……」

それから数分後、お茶を持った増田部長がやってきた。

「さぁどうぞ召し上がれ」

いただきます……」

ありがとうございます……」

ズズーッ

「おいしい……」

「うん……」

「そうでしょう?これはね、私の実家で作っている特製茶葉を使っているの。だから市販のものより香りが良いのよね」

「ところで、今日は何をする予定なんだ?」

俺は話を逸らすために質問をした。

「実はね、弱者男性支配して見下すための方法を考えてみたの!名付けて『サンタ作戦』よ!」

「「は?」」

「ほら、物心ついてるのにサンタクロースを信じてるような頭の足りない子っていたじゃない?きっとああいう子が成長すると弱者男性になるはずなのよ。だからその前に、私達が優しく手を差し伸べてあげるわけ!どう?素晴らしい計画だと思わない?」

「えっと……はい……」

(こいつ頭大丈夫なのか?)

ちょっと待って下さい。弱者男性貧乏な家庭環境で育ったのでプレゼントなんて貰えないしサンタクロースなんてそもそも信じてませんよ?」

キョーコが冷静なツッコミを入れた。ナイスだ!

「ふっ……甘いわね。それくらい想定済みよ!今回のターゲットプレゼントを貰えない、それでもなお現実が見えていない愚か者よ。まさに、真の弱者男性にふさわしき相手と言えるわ!

「な……なるほど……」

いや絶対無理があるだろう……。こいつ傲慢さが滲み出てるもん。手を差し伸べたところで弱者男性側が受け入れてくれるとは思えないんだが……

「さぁ、早速始めましょう!まずは、弱者男性社会的地位が低いというところから説明していくわね。弱者男性がどんなふうに見られているか知ってる?」

「いえ……」

「答えはこうよ。"社会不適合者""犯罪者予備軍""劣等種""社会ゴミ"こんな感じね」

「うわぁ……ひどすぎ……」

「確かに、酷いですね」

「そこで私は考えたの。弱者男性にもチャンスを与えてあげればいいんじゃないかなって!」

「チャンス?」

「ええそうよ!弱者男性には人権がないの。つまり適当弱者男性拉致して性転換させた後に他の弱者男性にあてがえれば、彼らの立場が変わる可能性があるってこと。例えば、障害者男性とか、引きこもり男性なんかがいいわね」

「なるほど……そういう考え方もあるのか……」

「まぁ、それはそれで問題があると思うんですけど……」

「あら、どうしてかしら?」

だって、そういう人たちってかわいそうランキング上位の強者女性が好きそうなタイプじゃないですか。もし仮にそういう人達とくっついたとして、幸せになれると思います?」

「う~ん……どうかしらね。でも、別に良いんじゃない?どうせ男同士だし」

「は!?本気で言ってんのか!?

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