放課後になったので、俺たちは早速校門へと向かった。そこにはすでに佐藤さんの姿が。
「やぁ2人とも、わざわざ来てもらって悪いね」
「いえ、全然大丈夫ですよ!それで、今日は何をするんですか?」
「それは着いてからのお楽しみさ」
「あぁ、きっと満足できると思うよ。さて、じゃあ行こうか」
3人で歩き始めてしばらくすると、目的地に着いたのか、佐藤さんが立ち止まった。
「あ、なるほど……。そういうことだったんですね」
「え?どういうこと?」
「つまり、私たちが変人に目をつけられたように、今度は佐藤さんが変人に目を付けられたってことだよ」
「あ、部長さん!この人は私の友達なんです。さっきそこで偶然会って、ちょっとだけおしゃべりしてたんですよ」
「ふ~ん、そうなの。まぁいいわ。それより、早く入りましょう」
「おい佐藤さんまで巻き込むんじゃねぇよ!あんた1人で勝手にやってろ!!」
「何言ってるのよ。増田部のアイディアは佐藤さんが考えてくれたものなんだから、彼女にも参加してもらうのは当然じゃない」
「えぇ!?そうなの?」
「うぅ……そんなぁ……」
こうして俺たちは、拠点の中へと入っていった。
「今ここに!増田部を発足します!!!」 「は?」 「え?なに?」 「どうしたの?急に」 この女、気でも狂ったのか? 「え、いや、だから増田部。私が部長で君たちが部員ね。うん決...
翌日。 いつものように登校すると、教室内が何やら騒ついていた。 「ねぇ、なんかあったのかな?」 「さぁ?でも何かおかしいよね。みんなそわそわしてるっていうかさ」 「あ、キョ...
放課後になったので、俺たちは早速校門へと向かった。そこにはすでに佐藤さんの姿が。 「佐藤さんこんにちわ〜」 「やぁ2人とも、わざわざ来てもらって悪いね」 「いえ、全然大丈夫...
「さぁ、とりあえず座ってくれ。今お茶を用意するから」 そう言われて、俺たちは椅子に腰掛けた。 「ねぇキョーコちゃん、これってもしかして、かなりヤバい状況になってるんじゃな...