少女漫画は描いてないけど「漫画の才能」と全般さしての言葉だったから引用した。
羽海野チカ先生とか美大はおろか大学も行ってないけど憧れから美大を舞台にした「ハチミツとクローバー」を描いてるし、音楽家を経験したわけではない二宮知子先生の「のだめカンタービレ」は連載当時、音大生にも人気があった。
物事を繊細に観察したり、読み解く力、それらを物語や技法にのせて描き出す表現力の問題のが経験より重要だと思うけど。
経験を漫画にアウトプットするのが上手い作家さんがいるのはわかるよ、東村アキコ先生、岡崎京子先生、いくえみ綾先生、安野モヨコ先生、さくらももこ先生とか。
でも結局こういう作家さんたちも経験をアウトプットする方の力(漫画にする力)が強いからこそ今も描き続けてるだけだと思うけどなあ。
インプット先が違うだけで、結局最後はアウトプットする力がないと続かないと思うし。
そもそも妊娠出産を経て漫画描くのやめた少女漫画家は多いし、他のトラバにもあるけど生存バイアスかと。
漫画ではなく、少女漫画を原作に作られたアニメ「耳をすませば」とか、原作少女漫画だけど脚本書いた宮崎駿監督は(監督は近藤喜文さん)、身内が持ってたりぼん(当時耳をすませばが連載されてた)を読んで話の前後を想像で描いてしまって現在のアニメのあの話になったらしい。私は深みがない作品だとは思わない。
さらに言うと、現代では少なくなったとはいえ、男性の少女漫画家もいる事は考慮してるのかなあと疑問に思った。
また、最近イチオシでかつ私の中で歴代の好きな漫画作品を牛蒡抜きしてる「スキップとローファー」は掲載誌こそ講談社のアフタヌーンだけど、少女漫画文脈で描かれた傑作(まだ連載中だけど」なので是非読んでみてもらいたい。
(私自身は既婚者で夫と一人娘がいる身です)
横だけど、『スキップとローファー』は読んだことがないが、作者が別名義で書いた『おかえりオーレオール』は最近読んだ。すごかったわ。作者はまじで天才だと思う。
「おかえりオーレオール」も名作だよね。 「スキップとローファー」は上記作品よりコメディタッチだけど、やっぱりキャラクターとその心情の描き出し方の繊細さが流石という感じで...