2022-08-24

何故少子化対策が上手くいかいか

政府世論がコンセプトレベル矛盾しててゴールイメージがブレブレだからだよ。ブレまくったゴールに向かってその場その場で雰囲気施策を決めてるからどこにも向かわないんだよ。

90年代以前を覚えている中年以降の世代なら分かると思うけど、少子化してなかった時代日本現代感覚からすればそれはもう滅茶苦茶な社会だった。道端で立ちションするわ電車ホームタバコの吸い殻でグチャグチャだわ、学校は荒れまくって金属バットガラガラ言わせながら廊下闊歩するヤンキーが沢山いたし、会社ではパワハラセクハラ当たり前、今のホームレスの方がマシなんじゃねーかってレベルの汚いオッサン若い女の子のケツ撫でながら偉そうにしてたわけだ。そんな滅茶苦茶な社会で、今の感覚では有り得んレベルの汚くて社会性もないオッサンが何故か全員結婚して子供が2,3人はい時代だったんだよな。

現代ではそんな連中は全く許容されないわけだが、人間レベルはそんなに急に上がったりしないわけで、当時のオッサンと同じレベル人間は今でも沢山いる。昔との違いは、そういう連中は大半が底辺労働世界に追いやられて見えなくなったというところだ。少子化解決するというのは、そういう追いやられた連中にも再び家族を持ってもらうということだ。

現代社会はそんなことは絶対に許容したくない。汚ねーオッサンカスみたいな遺伝子文化資本(笑)を受け継いだどうしようもないガキなんて見たくないわけだ。子供はみんな可愛くキラキラしていて欲しくて、意味不明に襟足が伸びたりしてない切り揃えられた髪型で、ちょっといい子供ブランドに身を包んで将来の夢とかを嬉しそうに喋る子供であって欲しいというのが市民の願いだ。

政府市民も、そういう不可能な願望を漠然イメージして存在しないゴールに向かって施策を考えたり要望したりしている。それで上手くいくわけがないのだ。「なんかエーアイでいい感じにして欲しいんだよね!」というカスみたいな要求をする顧客に向かってフワフワしたエーアイベンチャーが「分かりました!俺らマジ最先端のエーアイ技術github)持ってるんで、任せて下さい!」と言って虚無が納品される状況とあまり変わらない。

そんなものは無いんだよ。存在しないゴールに向かうのはやめろ。少子化解決したいなら、汚くて頭の悪いオッサンをパパに持つ子供を増やすしかない。それかキラキラした子供だけの社会安心してゆっくり衰退していくかだ。

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