2022-07-03

『ボディポジティブ』に幻滅した

私、最初は『ボディポジティブ』って色々な体型の女性積極的採用してメディアに出していこう!(太めの体型に限らず、頭が大きいとか手足が短いとかの一般的に『美しいとされない容姿全般を含む)

…という、社会企業に対する要請の事かと思っていて、それは良い事じゃんと思っていたんだよね

それがモデル俳優といった特別な分野だけじゃなくて、一般企業事務だの営業だのの職として採用する場合にも広がっていけばいいと思っていた

だけど調べてみたら全然違うじゃん

https://adv.asahi.com/keyword/14486886

「ボディポジティブとは、ありのまま身体(ボディ)を前向き(ポジティブ)に愛そうというムーブメントのこと。」「ボディポジティブとは自分の「ありのまま身体」を受け入れる考え方」

だってさ……『愛そう』とかそういう話だったの!?社会企業に向けて訴える政治運動じゃなかったの!?思ってたのと違った。

(『ボディニュートラル』というのも見てみたけれど、こっちもやっぱり『自分』が主軸にある事には変わらないのでやっぱり好きになれない)

これって結局主軸はあくまで『自分』にあるって事だよね…

じゃあ結局、旧態依然たる自己責任論そのままじゃん

ポジティブになろう、自分を好きになろうって、常日頃周りから自尊心を削られ続ける女性個人に対して要求するなんて、あまりにもグロテスクじゃない?

女性個人自分身体を「受け入れ」たところで、周りから差別され続ける状況は何ら変わりませんけれど!?まりにも無意味だし虚しい。

自分身体を好きになろう」で解決する問題ならば人種差別奴隷制存在してねーし公民権運動も要らなかったよ

違うでしょ、本当の意味でボディポジティブを語るならば主軸は『自分』じゃなくて『他人』にすべき

他人容姿否定しない事が何よりも大切なんだよ

何故、「他人容姿を笑うな」と、世間に向けて言っていかないのか。女性個人押し付けようとするのか。

そうすれば自分を好きになるなんていともたやすいし、自己肯定感なんぞ自然に生まれるよ

希望に溢れていたかのように見えた『ボディポジティブ』の実態がこのような、自己責任論にまみれた上っ面の精神論押し付けだったなんてあまりにもがっかり

これって日本特有なんだろうか。それともアメリカとかの他の国でもやっぱり変わらないのかな

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