事あるごろに自民公明を批判し、アメリカはこうだ中国はこうだと、他国のいい所だけを掻い摘み比較したがる。
的を射ている発言は度々行うが、おおよその発言はYouTubeのどこかの誰かが言っていた事をそのまま流しているだけにすぎない。
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前置きはさておいて、先日東北でマグニチュード7.3という大きな地震があった。
高速道路に亀裂が入ったり、新幹線の脱線など、公共交通機関に傷害があった。
それに対して、父はこうコメントした。
「手抜き工事だから。自民公明が工事費を中抜きしまくった。だから耐震性のマトモな道路ひとつ作れない。普通に作ったら割れるわけない。」
腹の立つ言い方だが、一理あるだろう。
事実、工事費や施工費の一部は中抜きされているケースが多い。近年では、国立競技場の費用の問題がそれだ。
しかし、今回はそう断言できるのだろうか。父が断言できるのは、きっと自分は政権批判ができて共産党万歳なほど、知識豊富で秀才だと考えている私立大学文系卒からであろう。
私は残念ながら、破壊力学は存じ上げない。壊れる時は壊れるのではないかと考えている。
むしろ阪神淡路大震災のように柱から崩落し復旧には途方もない労力を要求されずに済んだので、不幸中の幸ではなかろうか。
父は脱線したことに批判していた。これは自民公明の中抜きであり、普通に施工すれば脱線などしないと。
しかし、地面が揺れる中で時速300キロでレールの上を走る鉄(アルミ?)の塊が脱線しただけで済んだのは、もはや賞賛するべきではないのか。
事実JR東日本は、横転防止用の装置が作動していたこととその調査を行うとして、否定的にではなく肯定的に捉えていた。
これを踏まえて「自民公明の中抜きで...」と一括りで言うのは、少々幼稚のようにも思える。父は理系的な知識や思考力はない。故に因果関係など考えず脳死で誰かのせいと言い張るのだろうか。
まぁ、ワクチンは〜とか人工地震が〜とか言い出すよりかはマシだろう。
そもそも、今後どれだけ地震に見舞われても割れることのない道路なんて、作れるのだろうか。どんな環境下においても脱線せず横転せずの新幹線なぞ作れるのだろうか。