あの「ミレニアル世代ガー」とか」「Z世代ガー」とかいうアレのことなんですけどね。
ああいうの、昔っから散々やってましたよ。「宇宙船地球号」とか。もう全然聞かなくなりましたけど。
「若い世代の環境意識が高い」みたいなのも、まあ全くのウソではないんでしょう。
でもそこで彼らを持ち上げて、隙あらば「目覚めた彼らvsいまだ目覚めぬおっさん」の図式にしたがるのが、まあなんとも汚えなあって思うわけです。
というかぶっちゃけキモいんですよ。「最近の若者は」みたいなのと表裏一体のキモさ。
だいたい「彼らが環境問題とかああいうのに比較的熱心な理由」なんて、皆さんわかってますよね?
上の世代に比べれば、彼らはまだまだカネもステータスも持ち合わせてない。将来だってわかったものじゃない。
承認欲求と暇だけは有り余っていても、それをどうしていいやらわからない。
そんなお年頃にちょいと背伸びをするのにちょうどいい話題があの手のアレってことぐらい、もうみんな知ってるでしょうが。
マウント取るためのネタが環境かジェンダーか、あるいは共産主義か反戦フォークか、せいぜいその程度の違いしかない。
だからその目覚めた彼らにしたって、大半はそのうちまた目ぇつぶっちゃうんです。環境やらジェンダーやらより、自分のカネや子育ての方が優先になるから。
かつての若者も、学生運動にあれだけ血道を上げながら、ブームが去るやしれっとサラリーマン生活に順応していったらしいですが、アレと全く同じ。
いつまでも昔のオモチャで遊んでいるのはよほどの暇人か、あとはブクマカや活動家ぐらいのもんです。気持ち悪いオタクのやることなんですよ。
私は何もそういうのを否定したいわけじゃありません。
世間の流行りやてめえの都合に合わせて思想を着たり脱いだりすることが悪だと、そこまで言い切りたいわけじゃないんです。
本当にセコいのが誰かって、所詮一過性のファッションだとわかっていながら無責任に持ち上げる人たちなんですから。
世代というより単に年齢の違いでしかないと十分理解していながら、こいつらは違うんだぞとばかりにバンザイしちゃう奴ら。
「次の世代こそはワシらの思い通り動いてくれるじゃろう」と、フガフガしながら皮算用しちゃってる連中。
ハシカみたいにそういうのにとりつかれて、いずれは冷めて、そしてリタイアして暇ができたら、今度は居場所か社会に参加してる感でも求めてネトウヨとかパヨクとかに走る。