私は多少の自覚があったにも関わらず見ないふりをして特定の人物A氏に付きまとい行為を行ってしまった。
付き合いはインターネット上のみで、状況だけ書き出せば1、2週間ほど通話可能な状況にあれば時間問わず、話しかけに行ってしまったのだ。
結果相手から「暫く距離取ってほしい」とかなり優しい表現で言われたわけなのだが、これを”静かであるが確かな拒絶である”と受け取って、そのA氏と連絡を取れそうなものを全て破棄し、ご達者でとまでメッセージを送った。
仕事中とんでもなく暇だったので、煙草休憩などのついでに話に行った。といっても、それが真実か虚偽か確かめる術はない。
相手が苦痛を感じた事は事実であり、話しかけすぎと思いつつも自身をコントロールできなかった私が全面的に悪い。
何にせよSNSアカウント全て破棄という極端な行動をしてしまったわけだが、しかし、共通の友人B君というのがいて、色々あってどうしても気がかりな存在なのだ。
そのB君の動向は追わずにはいられなかった上に、変に心配をかけたくないという気持ちもあって「一週間で戻ります」というメッセージ付きでほしいものリストからプレゼントを贈ったのだ。
誤算だったのは、どうも「一週間で戻ります」というメッセージをどうもB君はA氏に伝えたらしい事だ──B君のSNS上でそれっぽい発言があった──。本人に直接私が言うのならともかく、他者を通して遠回しに言うという形になったのは、それはA氏の神経を逆撫でするには十分だった事だろう。
そもそも私が悪いのだが──何度でも”私が悪い”と重ねるが──更に悪い手を打った形となった。B君は一つも悪くない。全て私の行動が悪いのである。
なんとも申し訳ない立場に置いてしまう事になって、本当にB君には一生頭が上がらないだろう。今後も付き合って頂けるならであるが……。
そして私は全て爆破しておきながら”戻る”と言い出したわけだが、
冷静になった事。
父親とそっくりな行動をとってしまっているのに気が付いてしまった事。
創作がやめられなかった事。
等複数ある。
”「ご達者で」とまで言った上他全部アカウント停止した上で戻ってくる気だったと?”
と言われると何を言おうと言い訳がましく、信用性に欠けるので、そこはもう本当か噓か好きに受け取ってくださいとしか言えない。
一つだけ言うとしたら、ショックのあまり一旦は全て忘れていたかった。
今の所、そうする事で見えてくるものがあったので、私個人としては良かった。が、A氏にはさらなる精神的苦痛与えてしまい、B君には大変申し訳ないので、これから謝り倒す他ない。それもそれで自己満足かもしれんが……。
で、今は”戻る”と言って一週間まだ経っていない。あと数日ある。
私は今、ウキウキと楽しさと愉快さと後ろめたさと恐ろしさとより深いどん底を見ながら歩いている。
どうあろうと時は流れる。
諸行無常是生滅法生滅滅已寂滅為楽。