なぜ公共の場に出したいのか
「自慰ができる部屋以外の場所でエロいものを見たがる理由」は単純に、それが目に嬉しいからと考える方が妥当だろう。世の中は、目を楽しませるための装飾や、広告に視線を引くための表現が溢れかえっている。わざわざ、「シスヘテロ男性のその空間での優位を誇示できる」などというものを仮定して、余計な理屈をつけるほうが妥当ではない。オッカムの剃刀である。
この部分はちょっと違う。
性器を擦って性的絶頂に至ることが目的ではない、「ちょっとエッチ」な表現の中に、政治性と文化性・ファッション性を見出しているから、というのが妥当。
かつてLGBT的な文化が表に出てくると「性的でわいせつな表現を子供に見せるな」と叩かれたものだが、それに対するカウンターの形態の一つとして、「おう、性的でわいせつだけど何が悪い?」として、敢えて過激なファッションを表に出すという方法がある。それは今でもある。嘘だと思うならレインボープライドなどを見に行けば良い。
「ふざけているだけだから政治的表現などではない」と主張する人もいるが、そういう人は「政治的表現」をそもそも理解していない。昔から漫画や落語、演歌など、人類は様々な媒体の中にシニカルな笑いとアイロニーを込めて政治的立場を表明してきた。今でも「風刺画」とはそういうものだ。
二次元性愛というセクシュアリティが認められ、フィクトセクシュアルという言葉が社会学の論文にも顔を出すようになったのは、つい最近のことだ。
私たちはこれまで、その存在をずっと周縁化され続けてきた。そういう長い差別の歴史の末に今があるという文脈を考慮しなければならない。
以下の一連のTweetで、作家の王谷晶が表現の自由戦士を批判している。 https://twitter.com/tori7810/status/1427952640923631616 王谷晶『バ バ ヤ ガ の 夜』10月23日発売 @tori7810 ちなみに私は「徹底...
なぜ公共の場に出したいのか 「自慰ができる部屋以外の場所でエロいものを見たがる理由」は単純に、それが目に嬉しいからと考える方が妥当だろう。世の中は、目を楽しませるた...
元増田です これはすごい参考になりました。 確かに尤もだと思います。
自慰に使えるようなエロを公共の場でも見たい、表示させたいって自分と世界とを同一視してんの…? 他人の気持ち、尊厳関係なく公共の場も自分のための部屋化して楽しみたい権利主...
マイノリティ差別はその辺にしとけ 人の性癖を笑うな
元増田です まず、そもそも「自慰に使えるようなエロ」を公共の場に陳列することを私達は求めていません。その基準で言えば、宇崎ちゃんの表紙のイラスト、みかんを宣伝するラブラ...
これで反論…痛さの上塗りなことにも気付けてないし過ちを認められないっていうのは外から見ると非常にしんどいことだな、と勉強になる…。