手早く他所の猫ちゃんが沢山見られるのでTikTokはいいですよ!
猫ちゃんばっかり見てるとレコメンドが猫ちゃんだらけになるけど、少し日を開けるとまたオススメ動画にイマドキの若者の動画が出てきます。
ここ数年気になっているのは「友達に盗られた」「友達に壊された」系の動画。
窃盗癖のある人も、加害欲求の強い人も世の中にはいるでしょうが、はたしてそんな同じような盗まれ方が日本の、同世代間で何千件も発生するものなのかな?と。
平成20年頃の出生率は109万件ほどらしく、近年だいたい同じ。100万かぁ、とは思うけどその何割がTikTokやってるか考えたら何件もおすすめに上がってくるのはさすがに自演が混ざってるだろう、と思いました。まあSNSってそんなもんでしょうけど。
インターネット黎明期から「自演乙」という言葉があるので自演自体はいくらでもあるんだろうけど、「被害者」の自演がここまで何件もおすすめに出てくるとさすがに病的だなと思うんです。
一昔前の2ちゃんねるとかの「自演乙」って「知ったかぶりがバレた」とか「アンチコメしてるけどID一緒」とかそういうものだったイメージ。そうじゃなくてもでかい釣針とかそういうもので、被害者被害者って感じが全面に出てた印象はあまりありません。
自演が高じると演技性パーソナリティ症候群というものに分類されるらしく、でもメンタル系の病気って近年スタンダードなものになって来てるじゃないですか。
鬱病の人に理解が深まった、といえばいい事だと思いますが「俺メンタルあれなんで」といえば逃げ道になるようなところにきている節があるように思います。もちろん外側から判断できるものでもないのですが。
一過性のものから、年単位治療まで様々あるので程度もピンキリなのはわかっているつもりです。
「嘘をついているこどもたち」はもしかして、ネットで視界が開けたぶん、足元が疎かなのではないかと不安になります。正しい足場もないのに、目に見えるところ全てが自分の世界だと思っていそうで、そういう子達が入社してくるころ私は40とか50とかになっているわけです。
偉くなっているかもしれません、指導する立場になっているかもしれません。「これだから若者は」というのはいつの時代もそうでしょうが、私はまだインターネット黎明期を知っている同僚や部下しかいないので、リテラシーの死滅した彼彼女と働く未来が今から憂鬱です。