世の中の人間のほとんどには予算ってものが設定されているわけ。メガ金持ちでもない限りは「今回のイベントに使用できるお金の上限」というものが設定されてるのね。
例えば「今回のイベントには20,000円まで使える」という人間がいたとする。チケットが定価5,000円だとするじゃろ?だとしたら残りの15,000円はまぁ、移動費とか食費とかにも充てられて残りが「グッズ代」になるわけじゃよ。
今日日よ、音源じゃペイペイしないからイベントやってグッズ売ってナンボな世界なわけ。だからタオル作ったりティーシャツ作ったりタオル作ったりタオル作ったりタオル作ったりするわけ。タオルは中国の工場で安くて適当なロットで作れるからマジオススメ。だもんでマジでコロナでイベント打てないのヤバい。宇宙ヤバい。バンドマン、バイトしようにも飲食も小売りも死んでてさらにヤバい。
それはおいておいて、20,000円のうち5,000円がチケ代で5,000円が移動食費でグッズ代が10,000円だったとして、このチケットが正規値段で入手できなくて10,000円になったとする。
もうわかるじゃん。みんな苦労して移動費を削ったり移動先の食費を削ったりはするけど、限界がある。その先は、そう「グッズ代の削減」になる。「大タオルと小タオルとアクキー買おうかな」と思ってた子が「今回はチケット高かったから大タオルだけにしとこうかな」となる。ファキュファキュファキュファキュファッキュー!あかーーん(宮川大助)
つまりこれよ。
どの誰とも知らん腐れ転売屋が利ザヤとしてポッケにないないした金のうち、全部とは言わんけど一部は間違いなくアーティスト含めた業界関係者の手元に行くはずだったんだよ。それをあいつらはインターセプトしてんの!やめて!ホンマにやめて!
インターセプトされた結果、イベントの実入りが少なくなって次に開催できるイベントの規模が小さくなっていく可能性は十分にあるし、グッズやチケットのそもそもの値段が上がっていく可能性もある。あいつらの存在が業界を委縮させていくといっても過言。
他の業界は知らんけど、予算という概念が人類に存在する以上、ほぼすべての業界で同じことが起きてるはず。
ゲーム業界ではハードが転売されて25,000円で買えるはずのものが50,000円でしか買えなかった場合、差分の25,000円はソフトやカバーとか付随するパーツになった可能性があるのにどっかのハゲがポッケにしまい込んだ結果、その可能性が消失する。
オタ業界でグッズが転売価格で販売された結果、差額で別のグッズを購入した可能性が消失する。
なるほど、機会損失じゃねーの。
お願いだから転売やめて。で、できたら転売屋から買わないでそのお金は直接なんかこう、いい感じに業界に流して。わかるよ、転売屋から買わなくていいくらい流してくれればいいって思うのは。でもさ、いや、余らせたら余らせたでキツいのよ。赤字がさ。
それは、ごめん。