2021-02-03

職場で会話をしているとどうしてもイライラしてしまう若手がいる。新卒採用からまもなく丸3年であるこちとらアラフィフである

コミュニケーションを取る上で何かに付けてちょうどいい感じというのがある。仕事におけるコミュニケーションといえば何か言いたいか聞きたいか(もしくはその両方)だと思うが、その内容や相手との関係性に応じて話す順番やロジックの組み方、口調や言葉遣い、声のトーン、仕草や表情とそれを通じて見せる感情立ち位置距離感。それぞれの要素に自然でちょうどいい感じというのがある。このあたり彼はことごとくちょうどよくない。わざとイライラさせようとしているのかと思うぐらいにちょうどよくない。また、基本醸し出す雰囲気は過剰な自信である。『俺はだいたいわかっている』『俺はだいたい正しい』という雰囲気をまとっている。しか仕事はできない。

私達は技術者として設計や開発を行っている。ソフトウェアではなく物を作る技術者である。彼が問題の箇所を指差す。中指か小指である。大きさを示す。10mmであっても親指と小指である。うまく嵌合しないものがあるとき金尺を取り出してなんとなく物にあてがう。しかしどこも計測していない。

彼が報告する。主語目的語が省略されていて、もしくは間違っていてわからない。先輩や上司は細かい内容について質問をする。彼はしどろもどろになりながら回答する。先輩や上司はなんとか意図を汲み取り「①で進めたいってこと?」と聞く。彼はそうですと答える。先輩や上司問題点を指摘して②がいいのではとアドバイスする。彼は『最初から②が正しいと思っていました』という雰囲気を醸す。『意見が変わったのではなく最初からそう思っていました』が基本スタンスである。嘘つきなのか言語能力問題があるのか判別がつかない。大したことが無いときに深刻な表情をする。大した問題を報告するときにへらへらと笑う。

検討がうまく進まず彼が悩んでいる。先輩や上司相談に乗る。基本のポーズ腕組みハンドポケット椅子に座っていれば足を組んでいる。指摘してもそのうちもとに戻る。アドバイスを受けると「あー、はいはい」が基本である。『俺だいたいわかってるんです。そこのところだけ気づきませんでした。』という雰囲気を醸す。アドバイスを受けたあとで『俺わかっているんです』アピールのためか技術的な内容をボソッとつぶやくことがあるがそれが間違っている。業務遂行に支障があると困るのでこちらはスルーできない。そのひとことにたいして問い詰めなければならず非常に困る。

人の時間を使うことに躊躇がない。人を呼び止めてから相談内容を考え始める、目の前でデータを纏め始める。相談内容を話し終わり、先輩や上司が考えている間は別のことをしてもいいと思っているらしい。彼が返答に時間がかかる相談に来る、最頻時刻は就業10分前以降である。どう考えても明日の朝でも大差ない。

一つ一つは小さいがボディブローのようにイライラが蓄積していく。自分の器の小ささにも嫌気がさす。

  • ぶっちゃけアラフィフならそこは受け止めるべきだと思う アラサーで自分も学びながらゴリゴリ現場で成果出して行かなきゃ行けない時期ならまだしも、アラフィフならマネージャーと...

  • 態度が悪いだとか仕事の間違いってのは普通に査定に響くやつなのでは? 本当に迷惑してるなら管理部にさくっと報告してもいいと思う、周りも迷惑被ってるならな 言わなくてもそれが...

  • だから新人の所為じゃなくまともな人材取れない人事が駄目な会社だって諦めろって。

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