2020-10-17

承認欲求愚痴

私はTwitterが好きだ。

気軽に投稿できて自分の考えを世界中に流せるTwitterが大好きだ。

しかし時には息が詰まることもある。

Twitterでのツイートスクランブル交差点で大声で叫ぶものと同じなんて例えがあるくらい、届いて欲しくない層に自分の声が届くこともしばしば。

なので自分ツイートを表示する制限…つまりアカウントに鍵をかけることができるわけだ。

私は趣味を堪能する本垢のほかにフォロワー0の鍵垢を有して日々の愚痴暑い寒い眠いだののどうでもいい発言をそのアカウントでしていた。

ところが鍵垢生活を続けているうちに妙な気持ちが芽生えてきた。

「私の気持ちを誰かに分かってほしい」

承認欲求というやつだ。

例えば、気心の知れたフォロワーのいる本垢で「仕事がつらい」と発言したならば、心優しい人が気遣うリプライをくれたり、言葉をかけるほどではないが心配している…という意思を示す人はいいねをくれるであろう。

だがその反面この手の呟きに「愚痴愚痴うるせえな…」とか「ネガティブうざ」と思う人も大勢いるはずだ。

絵師アカウントなら絵だけあげてろという人がいるし、実際絵だけをストイックに上げている絵師のほうが私自身口には出さないが好感度は高い。

人の愚痴など多くの人は聞きたくもないのだし、本来隠すべきものなのだ

そういう思いから私は鍵垢で愚痴を綴っていたのだが、鍵垢で「仕事がつらい」とツイートしても当たり前だが誰も何も反応しない。壁にでも話している状態文字通り壁打ちだ。重ね重ね言うが当たり前だ。

でもそれが辛くなってしまった。誰か私の苦しみを知ってほしい。本垢では楽しそうに推し活躍ツイートしているが推しを見なければやっていけないくら精神は摩耗している。

だが本垢で気が滅入る発言をしなければフォロワーは「この人はいつも楽しそうだ」という印象を持ってくれるだろう。それがたまらない。私はこんなに辛いのを我慢しているのに誰もそれに気づかない。

傲慢だと思う。私よりもっと酷い境遇の人がいると思う。だから私は本垢愚痴を言うのをぐっと堪える。

フォロイーのメンタル病みツイートいいねをし、元気出してくださいとリプライしながら。

本音さらけ出せる彼らを羨みながら。

ときどきフォロワー0人の鍵垢を開けてみる。

私の悲痛な叫びに僅かなインプレッションがつく。

それだけで私の心は少しだけ救われるのだ。

そして誰かに私の傷を見てほしいと思いこの匿名はてなダイアリーを書いてしまった。

読んでくれてありがとう

笑いながら傷を隠している人がいるかもしれないということを頭の片隅に置いておいてほしい。

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