2020-05-27

使えない上司の面倒みるために転職したわけじゃない

今年の初めに転職した。

現在絶賛拡大中企業で、メディア露出も増えてきている。

面接役員だった。いかにも仕事できますふうのごつい人で、小一時間話をしてその場で採用を決めてくれた。

役員に連れられ配属先に挨拶にいった時、俺と目も合わせず、にこりともせず、ただおどおどしている中年男性がいた。

この人が俺の配属先のトップだった。

役員トップの補佐的な役割を担って欲しいと言われ、実質2番手ポジションについた。

トップの男に対して凄まじい違和感はあったけど、役員の印象があまりにもよくて重要視しなかった。

それが間違いだった。地獄の幕開け。

働き出してすぐわかった。この男、客商売なのにコミュ障

それどころかバイトとすらまともに会話できない。

どうも人の言葉意図を読み取ることができないらしい。誰に何を言われてもおどおど、過剰な敬語を使って煮え切らない返事をする。

それにイライラした相手が語気を強め、ますますおどおどする。自分悪循環うんでるの気付いてないのか?

トップだというのに決断ができない。

側近になってしまった俺はこの男が人と関係を壊す瞬間をいつも横で見ている。年下だし新入社員なので口出しせずにいるが、これがかなりしんどい

今時タイピング指1本。ショートカットキー使ってるのみたことない。

コピペすれば良いメールをわざわざ毎回ゼロベースで打ってる。資料作成自分煩雑化している。

煩雑化した仕事ツッコミをグッとこらえながら引継ぎ、簡略化する。手間もそうだが、精神的にきつい。

クライアントプレゼンできない。話の要約が全然できずモゴモゴパワポ読むだけ。質問にもズレた返事をする。何もかも芯食ってない。

横で聞いてる間本当に生きた心地しない。

クライアントが首を傾げる。気づかずにだらだらしゃべる続ける上司。出しゃばるのもおかしいと思って何も言えない俺。本当に辛い。

毎日精神的な疲労に全身ずっしり重くして帰りの電車に乗り込む。

電車の中で思うのは、「俺は使えない上司の面倒みるために転職したわけじゃない」。

うむ。転職してからどうにもストレス過多と思っていたが、やはりこの男は原因の一つと見て良いらしい。

2番手トップ愚痴をいうのは避けたくて誰にも言えずにため込んできたが、今日ここに吐き出させてもらって少しすっきりした。

みんなたちはこんな時どうしてんの。

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