2020-05-19

コロナで次に売り切れるのは扇風機

次の大流行は夏

現在日本における新型コロナウイルス流行第一波は終息しつつあるとされる。

これは各種施設の休業や外出自粛の効果もあったのだろうが、5月に入り気温が上がったことで換気がより頻繁に行われるようになったことも強く影響しているだろう。

街を歩けば飲食店小売店も、窓や扉を開け放して換気を行うことで感染対策を客に対しアピールしている。各種オフィスでも同様だろう。通勤政府要請ほどは減らなかったのに感染が減りつつあるのは、季節の移り変わりにより換気ができるようになったことが大きいと思われる。

冬に始まった流行は春に入り終息を迎えつつあるわけだが、このまま行けば日本では以下の理由から夏に再度流行が起きると考えられる。

高温多湿の日本の夏の昼間にマスクを着用して屋外で活動するのは難しいだろう。マスクを着用すると呼気による排熱ができなくなるため、上着一枚分程度の体感温度の上昇が起こる。Tシャツ一枚でも暑苦しい環境マスクを着け続ければ熱中症で倒れかねず危険である。そのため、マスクの着用率は夏は低下すると考えられる。

5月現在は窓や扉を開放してあちこちで換気が行われているが、7月8月になればエアコン使用が始まり窓や扉は閉じられ換気量は減少するだろう。オフィス商業施設が再び密閉空間として感染拡大の舞台になると思われる。

居酒屋が夜間休業したこと飲み会は減少したが、気温が上がることで公園などで酒盛りを行うグループは増えるだろう。5月現在でも夜に繁華街公園に行けば缶チューハイを片手に会話に興じている集団はいくらでも見つけられる。冬と違い、居酒屋カラオケを休業させても夏であれば夜間に人が集まることを阻止することはできなくなる。3密というキーワードを強調しすぎたせいで、屋外であれば大丈夫という誤解が広まっていることも一役買うだろう。

密閉してエアコンか、換気して扇風機

エアコン使用が密閉空間を生み出すのなら、それを避けるためにはエアコンを使わず夏を乗り切らなければならない。

小池百合子扇風機サーキュレーター使用を推薦したりするかもしれない。打ち水扇子風鈴といった手段も推奨されることだろうし、特殊な形状の氷が作れる製氷皿やかき氷機など氷に関係する商品の売り切れも起こるだろう。

ディズニーランド等がマスクの着用を入場の条件にするのであれば、個人の暑さ対策は例年よりも気合の入ったもの必要になる。手持ちの小型扇風機や、ペルチェ素子を使用したネッククーラー需要高まるだろう。空調服流行るかもしれない。

ちなみに気象庁は季節予報で今年の夏の気温は「平年並みか高い」上に「平年に比べ晴れの日が多い」と予想している。

今年の夏は換気の奨励による扇風機サーキュレーター店舗での需要増と、マスク着用による体感温度上昇対策のための屋外用涼感グッズ需要増が起こるだろう。

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