■トランスジェンダー女性を女性に包摂するたった一つの方法

ネットイナゴの増田どもに第3次フェミニズムの教えの一つを授けてやろう．

• 自身の生まれ持った身体や二次性徴に性的違和を持つトランスジェンダーの中で，性自認が女性のトランス女性は，生物学的な性も女性のシス女性と同じ扱いを受けること，シス女性と同じ設備を使うことを望んでいる．

• 現在までの社会的な性別（ジェンダー）に結びついた規範，役割，区分けは，過去の偏見によって社会構築されたものであって，保存すべきではない．事実，ジェンダー規範は変化しつつあり，法的性別認定が許されるなど，トランス女性も女性と見なされるようになってきている．トランス女性は女性なのだから，女性として取り扱わないと差別だ．

• トランス女性がシス女性と同じ設備を使うことによって，原理的には問題は生じない．トイレが男女別なのは防犯上の理由では無く，日本や欧州では混浴の浴場も多い．

• 明治以降の近代化で育まれたジェンダー規範は根強い．人々の固定観念はそう簡単に変えられず，シス女性用の設備をトランス女性に開放するのには強い反対があり，現実的ではない．

• シス女性の感情も，道徳的には考慮すべき．地方自治体のLGBTガイドラインでも，トランス包摂を謳いつつ，トランス女性は男女共用トイレを利用し，男性とも女性とも異なる更衣室を利用するように誘導し，トランス女性を差別している．

• トランス女性を女性に包摂するために，ジェンダー共用設備を増やすべき．シス女性もジェンダー共用設備のみを使うようになれば，シス女性とトランス女性は同じに扱われることになる．トランス女性への差別は解消される．

• このようにトランス女性を女性に包摂すれば，男性と女性も無差別に扱われることになるので，現在のジェンダー規範をトランスの問題を超えたところまで打ち破ることにもつながる．

百田有紀（シェンター社怪学者）※連想される実在の人物とは一切関係がありません

Permalink | 記事への反応(3) | 12:12

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