2019-08-13

コミケ自己責任論と準備会神格化

今回の夏コミの3日目の東駐車場で、熱中症によりバタバタ人が倒れ救急車で多くの人が運ばれる事件がおきた。ツイッターでは倒れた人に対する自己責任論があふれ、東駐車場経験した人たちが上げた抗議の声や救助した人たちによる準備会不手際に対して上げた声にも、準備会に抗議とは何様なのかというようなリプライが多数寄せられている。

コミケは全員が参加者であるという理念があり、運営もおらず責任者が用意されていないということになっている。しかし3日目に東駐車場を使うと決め列形成などの運営をしたのは準備会スタッフである複数要因が重なっており、個人責任ではなく準備会自体責任があるのは間違いない。責任をとる責任者はいないが、共同代表名前でめったに謝罪しない準備会謝罪している。https://www.comiket.co.jp/info-a/C96/C96Notice5.html

しか上記のようにコミケには運営責任者もおらず全ては自己責任だという考えは根強く、その考えがわかっていない人間は「お客様」と評される。事実上運営している「同じ参加者」の指示に従って熱中症になれば本人の責任であり、倒れた人や文句を言う人はお客様であるという理論おかしいはずだが、その発言には批判生まれる。徹夜組が悪いのはわかるが、徹夜組に全責任があり準備会への批判すら封じようとする人が多くいる。発言共通するのは自己責任論と他の責任徹夜組にあるので準備会に対する批判を許さないという空気であり、準備会神格化があまりに行き過ぎていると感じる。

 

そしてそれが準備会増長させている。有限会社コミケットが存在し、コミケ代表運営という言葉を多用したりhttps://kai-you.net/article/66724スタッフ募集サイトに「「コミックマーケット準備会」によって運営されていますhttps://www.comiket.co.jp/info-c/RecruitNewStaff2019.htmlとあることとなどとの整合性不明だが、このような事件が起きてもなお準備会コミケットに「運営はいないと表明しているhttps://twitter.com/comiketofficial/status/1160882163434188800 。これに対する批判の声は大きいが、賛同の声もまた大きい。準備会運営ではなく一参加者であり参加者安全管理自己責任であれば、準備会の指示に対等な立場であるはずの参加者が従う理由はないはずだが、その矛盾無視して準備会擁護し続ける人たちは多くいる。

徹夜組問題、増えすぎた参加者、年々上がる気温、オリンピックなどの問題が重なり続けており、コミケを続けることは困難になりつつある。そして準備会が今の考えを続けるのであれば破綻するだろう。コミケ継続のためにも参加者自己責任論と準備会神格化をやめ、準備会を変えていく必要があるのではないだろうか。

  • 準備会は運営ではなく一参加者であり参加者の安全管理が自己責任であれば、準備会の指示に対等な立場であるはずの参加者が従う理由はないはずだが、その矛盾を無視して準備会を擁...

    • 自己責任でもあり、連帯責任でもある。 そして責任の所在を明確にせずに同じことが繰り返されるんですねわかります

      • 人死にが出たところでイベントは終わるので繰り返しはしない

      • 責任の所在は明確になってないと株コミケットが参加者に言い張っているだけで ビッグサイト側や当局には自分達が責任者ですって言ってるよ 当たり前だろ

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