2019-03-30

ドローンの「5.8GHzFPV」問題

皆さん、最近流行ドローンはご存知ですよね?

そのドローンの開発競争ですが、日本は完全に出遅れしまいました。

本日はその理由の一部を説明していきます

 

皆さんはドローン情報を調べてみたことはありますか?

ドローンについて調べたとき必ずといっていいほどひっかかるキーワードがあります

それが「5.8GHzFPV」です。これは重要キーワードですよ。

とりあえず、今日は「5.8GHzFPV」という言葉だけは覚えて帰ってくださいね

 

5.8GHzというのは周波数のことですね。

そしてFPVというのはファーストパーソンビュー(一人称視点)の略です。

FPVとは簡単に言うと「ドローンに搭載されたカメラ映像を手元のディスプレイ(またはゴーグル)に転送する」テクノロジーのことです。

この5.8GHzFPVが日本では原則禁止なのです。

この原則というところがミソで面倒な手続きを経れば許可されることもあるらしいです。

 

国際的には5.8GHzFPVは使えて当たり前のテクノロジーです。

そのため海外初の良さそうな製品は大抵5.8GHzFPVを採用しています

しか日本人は5.8GHzFPVを採用した製品原則扱うことができないのです。

 

嘘じゃありませんよ。疑うんなら「5.8GHzFPV」で検索してご覧いただきたい。

5.8GHzFPVに絶望や諦めを感じる記事がいくつもヒットしまから

 

この状況はメーカーの足かせにもなります

5.8GHzFPVを採用すれば規制の厳しい日本ではまず売れません。

逆に5.8GHzFPVを採用しない製品海外シェアを得ることは難しいでしょう。

この規制が、日本にどれほどの損失を与えているのか見当もつきません。

現時点でさえひどい状況なのに5年後、10年後どういった結果になるか……。

 

GHQによって戦後10年間、日本航空産業活動制限されました。

これによって日本航空産業が完全に出遅れたことは、皆さんもご存知のとおりです。

で、ドローン場合どうでしょう

 

ドローン元年と言われているのが2015年のことです。

それから、すでに3年以上が経過しています

その間ずっとセルフおま国対応で5.8GHzFPVは使えないわけです。

 

国家戦略としては「ホビー用途では出遅れたが産業用で巻き返しを狙う」とされています

日本の強みというのは裾野の広さでしょう。

多彩な分野の趣味人がいて豊かな土壌があったか国際競争で健闘することができたのです。

しかドローンに限っていえば5.8GHzFPVの制限により十分に土壌が育ちませんでした。

 

果たして5.8GHzFPVが解禁される日は来るのでしょうか?

期待は薄そうですが流れ星でも見かけたら祈ることとしましょう。

  • ようするに日本は9条のせいで軍需産業が盛り上がらないから各国に技術で後れをとるってことですねわかります

  • 総務省は携帯キャリアの売り方を指導する前に5.8GHzFPVやらCEやFCC通ってるような海外スマホが技適で大っぴらに使えない問題やらの電波行政をまじめに最適化してほしいね。 でもどうせ...

    • 新元号とかどうでもいいので早く5.8GHzFPVを解禁してもらいたいですね。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん