読んであまり気分のいい内容ではない。
数年間、心の端で残り続けてるモヤモヤの話。
学生の時、地方から出てきて初めてのライブに行った。箱で汗だくになるような形の激しいライブではなく、コンサートホールでライト振りながらコール少しだけのようなオタク界隈ではよくあるライブだ。
ライブ自体はとても楽しかった。小遣いやりくりして地方から出てきて良かったなという感想。
問題はライブが終わってからだ。終わってからツイッターを眺めていると、ライブの感想に混じって注意喚起が流れていた。
「今日のライブでこんなことがあったからみんなも気をつけてね!」
という感じのツイートとその内容の画像。ツイート主はライブ中に横でちょこちょこ当たられたり、身長差でライトの光が目の前に来て邪魔だったことを挙げ、身長が低めの人には配慮して欲しい、とのツイートだった。
添付された画像に可愛ライブデフォルメ白ハゲで描かれている様子にいくつか身に覚えがあった。今でも70%くらいの確信しか持てないがその不快な輩は恐らく私である。
自分でも思うところがあって曲中に話しかけるのはマナー違反かと思ってライブ終わった直後話しかけようとしたら爆速で相手は帰っていた……というのは言い訳に過ぎず、この件に関しての非は初めてのライブではしゃいでおり気遣いが不十分だった私にある。今でも反省と申し訳なさでいっぱいだ。
ここで素直に謝罪ツイートすればよかったのんじゃないか?と思うかもしれないが相互じゃないとDMは送れない時代だった。ならリプライでいいから送れよいう意見もありそうだが、このツイート主、神絵師だったのである。同人イベントにも回数出ており、顔も広く知られていて、私もファンだった。先程の注意喚起ツイートもかなりのスピードでRTされており、そこに謝罪ツイートをツリーでつけるなんて、公開処刑もいいところだ。
しかも神絵師はツイートは穏やかだがリプライ欄ではキレており、沢山の「大丈夫ですか?」のような心配のリプにも大丈夫だがハイハイ自分の身長が悪いんですよネーーッ!といった感じで不快だったことを返していた。
神絵師はツイートして沢山励ましのリプライを貰ってスッキリしたかもしれないが、犯人かもしれない私は、大声で悪口を言われた気分である。
正直な感想、私は恐怖しか感じなかった。次またライブでこの神絵師の近くになった場合、相手は覚えていて指を指して私の陰口を言っているかもしれない。もしも同人イベントで、この神絵師に気づかれたらどうしよう。そう思うと、もうリアルのイベントには行けなかった。恐らく私がこのバンドのライブに行くことはないだろう。神絵師は安心してライブを楽しんで欲しい。
まぁ何が言いたかったかというと、同じオタクでも神絵師とそうじゃないただのオタクとの間にはとても高いカーストの階段があるということだ