数々の風俗店、飲食店(夜)で勤務したことがある僕の経験から思うに、風俗業種でいえば、間違いなくピンサロと呼ばれる業態で勤務している女性が圧倒的に性格面と人間性が素晴らしかったという事実である。
これは僕の経験則に基づいて導き出した答えであるので、間違いないことだともう一度言っておきたい。
もちろん例外はあって、性格の悪い女性もいることについてはどの業界も同じだろう。
結論を先に言ってしまうと、もう言うことはないのだけど、なぜそう断言できるのかということを説明していきたい。
これは言わずもがなだが、まったくその通りで、体を張ってない分、プライドも高く、いわゆるズルい女性が多い。その中でもNO1クラスになると性格がグッと良い女性が多くなる傾向がある。僕の友達にも、キャバクラでNO1の女性と同棲している人がいたけど、その女性は性格が大変良かった。(何人かのデータ)
キャバクラは他の業種(風俗全般)に比べて、性格が悪い女性が多いといっているだけで、全員が悪いといっているわけではないことを断っておく。
ヘルスに勤める女性は、性格が悪い女性と良い女性が半々くらいで、全体としてはバランスが取れているのではないかと思う。
ただこれもNO1クラスになると性格が良くなる傾向にある。キャバクラよりも生活がかかっている女性が多いため、指名数が少ないと、どうしても性格が荒れてくる。
生活に余裕がある女性は、他人にも優しい人が多く、お金のあるなしが精神的な部分に直結しているのではないかと考えている。
まずはじめに数ある風俗のなかで一番、労働と賃金が合っていない業種がこのピンサロと呼ばれる業態であろう。
給与は時給制で、指名数に応じて時給が上がっていくシステムだが、その時給が圧倒的に安い。スタート時2500円くらいの店はざらにある。
客が付かなくても保証があったりするが、それだって1万円とか、そんなもので、お客にするサービスに関しても、キャバクラは、客とお酒を飲みながら話をするのが主な業務であるのに対して、ピンサロはヘルス並みのサービスだ。しかもシャワーやゴムがあるわけじゃない。衛生面でもヘルスより危険だ。
これは実際に何人かの女性に聞いてみたから間違いないはずで、なかでも印象に残っている言葉は、「給料が安くてもサービスがハードでも、私はピンサロが好きで働いている、それは、男性と密着するのが好きだから」
僕は初め、こんな労働環境が良くない給料の安い仕事をやっているのは、頭が悪くて他に稼げる仕事があることを知らないんだろうと馬鹿にしていた。大塚、巣鴨のおばさんは他に雇ってもらえないため働いている現実もある。
彼女の言葉「好きだからやっている」というのを聞いて、ぼくは衝撃を受けた。日に何人もの男根を相手にしていながら、それには到底見合わない給料であるにも関わらず、その仕事を好きだと言える。まさに天使だと。
他の吉祥寺のピンサロ店では、給料が未払いであっても真面目に出勤して仕事をこなす女性もいた。要はただ働きだ。ぼくはそのころ年齢が若かったこともあり、給料も払ってないのに男性にフェラーリや69をする女性たちのことを本当に見下していた。
でもそれは僕の間違いだったことに年を重ねて気がついた。僕の方が大バカだったことに。
このことが理解できるようになるまでには時間がかかった。真面目に与えられた仕事に没頭する姿勢。なんと素晴らしいことか。残念ながらその店は、もうない。彼女たちは数週間分の未払い金を最後に支払ってもらえたのか?今となっては知る由もない。