2017-04-04

会社に入って15年

地方で生まれて、地方大学に通って、地方企業に勤めて今月で15年目に突入した。

エンジニアとしてそれなりに(地方水準以上の)給料をもらってるし、ほぼほぼ定時上がりしている。

一般的には「ホワイト企業」と思って貰えればいいかも知れない。

辞める要素がないように思える。

・・・・が、いろいろあって辞めたい思いがここ1年くらいずっと続いている。

うちの部署、僕を最後に15年間新入社員が居ない。

エンジニア所属する部署がたくさんあるわけではない、地方にちっさい会社でよくあるエンジニアはひとまとめで「技術部である

そのひとまとめで技術部がいないということは、エンジニアが1人も僕以降に入っていないことになる。

15年前から比べると扱う商品サービスも増え、メンテナンスするサーバネットワーク機器も増大している。

当然サポートするお客様も増えてきている。

増えて来ているのに定時で帰れているのは、たまたま僕が業務効率化が得意だったのかもしれない。

これからもそれをやればいいのかもしれないが、僕はもう37歳。

僕が入社した時35歳だった人はもう50歳である10年したら定年である

そろそろ新しいモノを取り入れる気力は無くなっている。

クラウド時代に明らかに付いてこれていない人たちばかりだ。

このまま、この人達が完全に追いつけなくなったとき一人で抱えていくのかと思うとゾッとする。

いろいろ教えてもらったし、非常に良い人たちなので、見捨てたくないがその人達の下でやりたい仕事ができる未来が見えない。

もう一つ、そのまま15年スライドしているおかげで僕には役職がない。

15年目も無事役職は付かなかった。15年間異動も昇進も無しである

それなりにビジネス視点でいろんな行動をしているし、結果も残しているつもりなのだ年功序列もあるし、

とりあえず名前だけ付いてもマネージメントをする後輩も居ないので意味がない。

年代課長部長となっていく中で僕だけは何もないのが辛い。

個人活動でいろんな業界勉強会などで参加して発表や発言をしても、名刺を渡すとちょっと下にみられてしまう悔しさ。

まあ、そんな人とは付き合わなくていいと自分を納得はさせているが、それでももし、自分に何か役職があれば違う世界が見えたのかなと思ってしまう。

その世界を見たい・・・・というのも理由だ。

僕のモチベーションもそろそろ切れてしまいそうだが、冒頭にある通り非常にホワイト職場なため躊躇ってしまう。

今の環境を捨てて都会にでも出て新しい世界をみるか、あきらめて地方で骨を埋めるか。

37歳という歳になって最大の決断をしなければならないと思っている。

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