2016-12-14

少子化問題って資本主義宿命だよね

欲求を満たすために経済はまわるのでおひとり様でもどんどん快適になっていく。それは間違いなく良いこと。

みんなが自分のなりたい自分になる権利があるし、そのための努力ができる社会であるべき。


でもそれに伴って相互互助システムとしての結婚相対的価値が下がる。

からお見合い婚活パーティー)を盛り上げても少子化問題にとって決定的な対策になるはずがない。

そうすると結婚恋愛が前提になるわけだけど、おひとり様が超快適だから恋愛すら不要になっている。


結婚や誰かとお付き合いをすることのデメリットは数値(コスト)だから共感やすい。

自分のためだけに使えるお金が減るとか、家事育児自分時間ゼロになる、とか。

もちろん男女ともにね。


その反面メリットは個々の体感なのでわかりづらいこと山のごとし。

ひとによっては倒れてしまうほど過酷幼児期の子育てになぜ前向きになれるか、って子供が喜ぶ顔をみたら苦労は(ほぼ)全部チャラだからだよ。

でも他人幸福感に共感はなかなかできない。肉体的精神的に辛い状況は共感やすいのでそこはよく伝わる。


これじゃ仮に何かの奇跡が起きてお金問題解決しても結婚しようとは思わんね。

というかそういう選択肢最初から消えてる。

金の問題ってのは解決策じゃなく土台。

少子化問題に限らずつきまとうもので、「どうやって問題に立ち向かおうか」という話とはまた別もの

何かの問題解決したいなら、金と策の両輪をブン回さないとダメだ。


策に関して思うことは、人と仲良くするとひとりでいるより楽しいぜ、っていう価値観をきちんと伝えようってこと。

でも言葉だけで「結婚はいものだよ」と言っても伝わらない。他人幸福感とは基本的に断絶してるから

そこを伝えるためにどうするか。


日本社会ではフィクションの力にもっともっと頼るべきだと思う。

その作品にふれたら誰でも結婚したくなっちまうような、でもそれは無理ゲーから受け取った人の何%かには伝わるような。

そういうハッピーでわかりやすく良質なコンテンツもっと


何が言いたいかというと、もうすぐ逃げ恥ドラマ最終回なの悲しいです。

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