なぜ俺は不幸なんだ、俺ばっかり、こんなはずでは
のように嘆くことがある
・単純にツライ
後者は非地位財、例えそのジャンルで自分がいちばんマシでも、ツライと思うこともある
例えば結婚
かんたんに死んだということは、その家族もかんたんに路頭に迷う
路頭に迷えば飢える、鬱だなんだ言う前に腹が減ってそれどころじゃない
あの時代は誰もがある程度金があって、誰もが結婚して、誰もが子を持って、経済も、学問も、メディアも芸能も、うまく行き過ぎた
その時の価値観を基準値として、今の時代が作られてしまっている
50点でハッピーだった時代から、90点で及第点な時代になり、今は80点で不幸を感じる時代だ
「これだけお膳立てされてるんだ。90点取って当たり前だろう」のような空気がある
何かと間違ってる
不幸は常に存在するし
理不尽な方が当たり前なんだ
劣っていてもそれがどうしたと言えなければならない
しかし、自分の不幸な領域に必要以上にコンプレックスを抱えてしまう現代は病的だ
頭でわかっていても、
単純にツライ
どこまで進んでも闇ばかり
頑張っても頑張っても何も解決せず
頑張ってないやつが幸せそうにしていたりする
生理的欲求と安全欲求が満たされてしまっているからではないかと思う
現代人は自ずと、社会的欲求、尊厳欲求、自己実現欲求で幸せを感じるようになる
しかしこれらは頑張って得られるモノというわけでもないし、全員が得られるものでもない
RPGの最初で強めの武器を渡されて「90点取れるよね?」みたいな空気からスタートする
でも実際上手く行かない
こっちは考え方を変えようがどうにもならない
どうすればいいんだろう