2015-12-24

会計事務所職員として接した部落

 特定は簡単だろうがある関西の皮革産業が盛んな地域、正確に言うとその隣の町(挟まれてるとも言える)の会計事務所に勤めていた。

 自分東海地方で生まれ、進学で関西へ、そのまま関西就職した。なので部落は単なる集落としての意味しかしらず、不勉強なこともあり同和地区意味も分からなかった。

 入社して3年目だったと思う。ある日その地域登録している税理士がある依頼の為、一斉に税務署に集められた。

 その税務署からの依頼は3年待つので正常な申告をするように皮革業者指導して欲しいというものだった。その地域に住んでいる者にとっては常識しかったが、皮革業者はまともに申告はしていない。業者は皮革組合に今年度はなめし皮製造業であれば何枚作ったか裁断などの加工業者も何枚削ったかによって枚数×単価で消費税を納め、所得税はその枚数×単価で売上を決め、あとはいくら払うかを先に決めて、決算書及び申告書を“作文”していた。そのような特権が認められ、当然ながら納税額10分の1以下という状態だった。

 それが何のきっかけはわからないが3年後には正常にするようにと税務署通達してきた。これは3年後には税務調査に入りますよ、その際不正があれば税法に則って指摘しますよ、という予告を意味していた。実際に3年後に比較的大規模な業者見せしめ的に税務調査が立て続けに入っていた。

 東海地方で生まれ自分にとってはまるで別世界のような出来事であった。聞くところによれば、つい最近まで部落出身者には小中学校においても放課後特別な授業があり、教室に残されていたらしい。

 どのように正常化していったかは長くなるので割愛するが、脱税のおかげで皮革業者はみな大金持ち。その地域幹線道路沿いの大型店や全国チェーン店土地の所有者がほとんどその業者社長だ。(確定申告で分かった)

 

 今日朝日新聞に出た記事を見ていろいろ思い出してたの書いてみた。

 業者社長年代結婚も同和以外の地区では難しかったらしいが、息子の代では大分薄れてきていたらしい。その会計事務所を5年前に退職したが、今はより薄れてきているではないだろうか。

 

 

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