あぶく銭がはいった。
しかも俺は前回の旅行はウソ結婚式でスルーしたため、月給くらいの額がぽーんと入ってきたのだ。
金があったら行きたいトコ、したい事、食いたい物、けっこうあった。
風俗経験すらなかったし、ここ数年二次元でしか抜いていない俺。
数多の風俗失敗談を見て尻込みしていたが、どうやら風俗エステはこっちが何もしなくても勝手に事を進めてくれるらしい。
いつも行くゲーセンでDIVAやったあと、コンビニで酒買ってひっかけてから店にでんわ。
すでにサイトをチェックしつくし、時間も把握。何ら問題ない状態でトライだ。
男性店員が出たので、待ち時間を聞くとすぐに大丈夫とのこと。やったぜ。
いそいそと待ち合わせ場所に赴く。
あー、ここか。
風俗の待ち合わせスポットという場所はわかりやすいもんなんだな。
普通のサラリーマンや家族が行き交う交差点の端々に、やけに綺麗な服と派手な化粧をした女が俯いてスマホをいじっている光景を目にする。
意識してみるとあっちにもこっちにも。
なんだか、妖怪が見えるウォッチ的なのを手に入れた気分。異界の住人が、人知れず闊歩しているんだな。
ボケーッとそんな事を考えながら待っていると、妖怪ではなく普通に可愛くてぽっちゃり目の一重の女の子がこっちに来た。
サイトで見るよりなんかメンヘラというか影のある表情をしている。
あ、ども…みたいなドモッた会釈をしたら、そそくさとホテルへ案内されることに。
当たり前のように腕組みをして密着してくる女の子にさっそくビビル。
女慣れしてない人でもこれは緊張するでしょ・・・
だって周りの目が。 心なしか冷たく・・・知り合いなんていないだろうけど。ううん早く次の角を曲がりたい。
手慣れた動きで部屋を確保するセラピストさん。一ミリも楽しそうではない。まあ仕事だし…
世間話でもするんだろうけど、緊張した俺はなにも会話をふれず。
エレベーターの移動中も黙ったままでとても居心地が悪かった。
殺風景な部屋に入ると、これも慣れたような感じで女の子がお店に電話。
お金をせっせとお支払いすることに。
なるほど先払い。当たり前かぁ。
仕切りなおしとばかりに、シャワーを浴びましょうとセラピストさんが服を脱がせようとしてくる。
ムレたマタの匂いが・・・とか考えてたらスルスルと子供のように服は脱げていく。
ああ^~
後編またあとでかきます。続きは今度。
いちおう、お店はココでした