2014-09-25

都心満員電車座席について老いぼれが想ふ事

数日前、初めて優先席を譲られた。

見た目が実年齢より老けていると良く言われるが、初めての経験であった。

それについて、今朝、電車に揺られながら考えていたのだが、思ったことがあったので認めておきたい。

IDを出してブログで書いても良かったのだが、一人の“増田”の意見として聞いて欲しい。身バレを防ぐため文体は変えてある。もちろん特にバレても問題はないのだが。

前提:地理
ここに記載するのは、都心の話である東京であれば山手線中央線大阪であれば御堂筋線辺りだと思ってもらえればと思う。郊外の方や地方都市の方には当てはまらない。非常に限定された話で申し訳ない。
前提:都心満員電車とは
都心通勤時の電車は非常に混雑している。「足の踏み場がない」どころの騒ぎではない。今、ちょうどテレビCM満員電車内での「壁ドン」が放映されているが、あんな事は本当に日常茶飯事で、あのCMでもまだ空いてるように見えるほどだ。

1. 座席を譲るとき

満員電車内で弱者座席を譲るのは至難の業だ。譲るタイミング車両内に人間一人分の余分なスペースが必要からだ。譲る側、譲られる側のみならず、周囲の人間全員がキツい思いをする。

なので、座席を譲るのは、ターミナル駅などで乗客のかなりの数が昇降するときにしてほしい、と思う。

目の前にずっと老人や妊婦がいて、席を譲れないのがモヤモヤする気持ちも分かる。知らない人に話しかけるのには「30秒ルール」があるのも理解できる。最初の30秒で話しかけられないとずっと話しかけられないのだ。

だが、周囲の人間のことも考えて、全体的な利便性を懸案してほしい。満員電車特殊だ。

2. 目の前で空いた座席

満員電車自分の目の前の座席がふと空いた時。すぐに座ってほしい。それが優先席でも。

次の駅で降りるから、とか、近くにお年寄りいるから、とか、自分若いから、といった理由で座るのを躊躇しないでほしい。

君が座ることで、一人分の空きスペースが車両内にできる。すぐ近くにおられるお年寄りはその席まで辿り着けないのだ。ここは満員電車特殊場所

こんな特殊な状況自体を発生させないように、時間帯をずらした通勤や、通勤電車を使わない選択肢、そういった労働環境の整備に我々は尽力しなくてはならない。また、逆に、弱者が混雑した時間帯に電車に乗らなくてはならない社会にも修正必要だ。

こんな異常な場所を作ってしまったのは間違いなく団塊世代の我々なのだ。本当に申し訳ない。

最後になったが、こんな年齢になってまで電車に乗って通勤している私も不甲斐なく思う。

が、今日も二本の足で元気に立てていることに感謝したい。そして、優先席を譲ってくれた若人よ、ありがとう

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