はっきりいって、めんどくさいです。友人はビジネスパートナーにするべきではありません。
それでもあえて選ぶというのなら、
ビジネスの話とプライベートの話は分けて考えられるようなドライな人か、
一心同体、家族よりも濃い付き合い大好物!な人がよいでしょう。
中途半端に「そのアイデアおもしろいじゃーん」だけでつながっている人とは、
そこでとめておくのが賢明です。
遠慮して意見を言わずにいたら、もやもやしたまんまでこれまた面倒なことになります。
早い段階でとことん話し合って、もう意見が出尽くしたねってところまでいっておくことが大切です。
アイデア段階はだいたいなんでもおもしろいけど、それを実現レベルに持っていくためには
裏の仕組みとか、継続するためのコストとかってことまで考えなければなりません。
「おもしろいねー」「やってみようよ!」ではじめるのは結構ですが、
続ける意志があるのかどうかって確認すらしてない状態で走りだすと、
抜ける時ももめるし、もうさんざんです。
ちなみに、お金に絡むこと(出すだけでなく、入ることに関しても)も、
始まる前にぶっちゃけておいた方がよいでしょう。
こういった話ができていないまま、ビジネスプランだけが進み始めると、
後戻りしている暇がなくなり、「とりあえず前進あるのみ!」となり、
結果、納得いかないもやもやを抱えて走ることになるため、ものすごくスピードが落ちます。
ってことになるのが目に浮かびます。
ここまで来てからのケンカはそのまま事業終了や解散、ひとり離脱、
なんてことに即つながりますので要注意。
始める段階で、どういうスタンスでやっていくのかはよくよく話合っておく必要があります。
ただし、スタートアップなんて走りながら良くしていくもの(c 家入氏)だから、
ガッチガチに決めるのはムリなので、あくまでも「スタンス」の共有が大事。
思いつきに等しいことをはじめるんだから、今後どうなるかなんてまったくわかりません。
強い意志を持っていても、その通りに進むとは限らないのだから、
そして、やりたいようにやれないのなら、無理してやるこたないんです。
それで食っていくつもりがないんなら。
どうしてもぶつかりたくないのなら、明確な上下関係をつけるといいでしょう。
ふたりで言いだして、ふたりではじめたから、共同代表ね♪とかって、
気持ち悪いです。無理があります。
お金のことって、仲の良い友達ほど、あまり話題にしなくないですか?
仕事での付き合いから始まった同士のような関係性なら話は別ですが、
学生時代からの付き合いとか、そういう相手とお給料とか売上目標とかの
話をする機会って早々ないですよね。
だから、そこにちょっとした遠慮が生まれてしまうと思うのです。
でも、後から意見の食い違いの原因になりやすいのもやっぱりお金のこと。
ここは、はっきり「○○くらい稼ぎたい」「これだけで食っていけるようになりたい」
「本業があるから、これはあくまで副業。収入にならなくてもいい」
などなど、具体的な話は必要です。
それを持って、事業としてやるのか、プロジェクトとしてやるのか、
持ち出しはあっていいのか、出資はできるのか、
という話までしておくことが必須です。