2014-04-29

童貞救済法を制定せよ

今、童貞問題が危機に瀕している。

国立社会保障・人口問題研究所の第14回出生動向基本調査によれば、18歳から34歳までの童貞率は36.2%に達するという。

少子高齢化経済グローバル化など、日本課題は切迫しているけれども、ちょっと立ち止まって考えてみてほしい。

国を背負ってたつ若者の多くが童貞という事実は、日本崩壊へ突き進んでいることを暗示すると言わずに何と言おうか。

ああ、わが国を愛するものとしてこの現状を嘆かずにはいられない。

しかし発想を転換すると、膨大なパワーを内に秘める童貞をうまく活用できれば、本人たちの為になるだけでなく、ひいては国家を発展させる原動力にもなりうるのである

童貞経験者は、その巨大な垣根を越えて手をとり合い、今こそ国のために立ち上がるべきなのだ


そこで私は「童貞救済法」の制定を提案する。

その内容は、

「第一条  この法律は、童貞の自立支援を図ることにより、自己実現奨励し、もってわが国の繁栄寄与することを目的とする。」

からまり

「第二条  この法律で『童貞』とは、女性との性的経験が皆無の者をいう。なお、いわゆる素人童貞はこれに含めない。」

そして、

第三条  童貞救済士試験合格したものは、童貞救済士となる資格を有する。」

ここがミソとなる。


童貞救済士の職務は、童貞卒業支援であるが、ヤらせてあげたりくわえてあげたりすることは求められない。

ただ、童貞が慣れていないこと、つまり女性雑談をしたり、女性の目を見つめたり、女性の頬にキスをしたり、手をつないでデートしたり、そんなたわいないことが普通にできるようになるまで、練習に付き合ってあげるだけでいい。

童貞は初めはもじもじして赤面し、会話も続かないだろうけれども、童貞救済士の適切なサポートにより、だんだん女性に対して自信をもって接するようになり、ついには可愛い彼女ができるはずだ。

そうなれば初体験はもう目の前。一人前の立派な男として、世の中での飛躍が期待されるようになる。

また、童貞救済士創設のほかにも、女性の多い職場には童貞を優先して雇用するよう義務付けたり、童貞がその苦しみを共に分かち合えるよう童貞専用施設の設置を定めたり等々、童貞救済法に盛り込むことは多岐にわたって考えられよう。


最後に、政府成長戦略の一環として掲げる「女性が輝く社会」を実現するためにも童貞救済士が果たす役割の大きいことを指摘しておきたい。

なんといっても、童貞笑顔でトークやデートをするだけの簡単なお仕事なのだから女性社会活躍するきっかけを作るには打ってつけだろう。

童貞女性社会進出に貢献し、女性社会進出によって童貞明日へ羽ばたく。

これこそがわが国の描くべき未来図ではなかろうか。

われら童貞が、日本を救うのである

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