http://himasoku.com/archives/51769232.html
この記事に寄せてちょっと書いてみる。
知り合いに対するインプレッションがかなり入っているので、あえて増田で。
親日国と言われるが、日本人というだけで親切にされるというのは流石に嘘らしい。
トルコ人的には、ヨーロッパの仲間入りをしているつもりで、「イスラム」や「アラブ」という言葉でくくると嫌な顔をする。
「政教分離してるし、そもそもアラブって「アラビア人の」って意味だからトルコと関係ないし!」
と。
自分の国だけが近代化=西欧化に成功して、他国は現代でもなお宗教に縛られてる全時代的な国家、と思ってる節がある。
トルコ国民という意識は強いが、トルコ民族という意識は弱い感じがする。
その悪魔合体が、オスマン人もトルコ人も何人もかに人も、みんなトルコの旗の下に団結したんだからっていう理屈。
「単一民族単一国家なんか古いよ。トルコ国民として団結しよーぜ。クルド人、いい加減にしろ。」
反米国家として有名だが、国民感情として一人ひとりがアメリカを嫌ってるというわけでもないらしい。
そもそも親米すぎることに宗教学者と軍部が先導してクーデターが起こして反米国家になったという経緯なので、好きと嫌いが入り混じった不思議な感じ。
公の場での宗教的な締め付けを厳しくしたゆえに、お楽しみはホームパーティーでっていうアメリカ的な文化。
国費留学生で日本にくるような人たちは敬虔なムスリムで、国費以外でくる人たちはその真逆の、ほぼアメリカ人て感じの「コカ・コーラとピザが大好きさ。ホームパテーティしてれば酒は当たり前だし」って感じの人。
なんで麻薬の売人として捕まるのはイラン人ばっかりなんだよ!って聞きたいけど、流石に面と向かっては聞けない。
イスラム以前のオリエント文化圏というのは、ほとんどペルシャ、つまり全部自分たちの功績!くらいに思ってる。
古代ギリシャすら、ペルシャの猿真似で、ヨーロッパもアジアも、期限はペルシャ、くらいに思ってる。
(たしかに世界史の教科書はギリシャをヨーロッパの文化的なオリジン扱いしすぎてると思う)
一緒にしないでくれ。」
「コーランって聖書とかと違って現地語に翻訳してなくて、当時のままなんだよね。1000年以上前の本で、しかも外国語だもん。寺の和尚さんだってサンスクリット語すらすら読めるわけじゃねーだろ。あんなもん一般人が読めてたまるか」