僕がこうした記事を書いているのは、僕の失敗をみんなに知ってもらうことで同じ失敗をおかさないでほしいと思うからだ。
時間があるかたはお付き合いいただきたい。
あと一年数ヶ月学校に通えばいいだけなのに、なんで今。特にいじめをうけていた訳でもないらしいのに…
母は疲れた様子でそんな話をして、彼の今後については時間をおいて考えるなんて言う、
甘すぎる展望を話してくれた。
母からこの話を聞いたとき、僕は彼が高校をやめる理由について心当たりがあった。でもそれを母には言えなかった
彼が高校をやめるのはぼくのせいだ。
彼のテストの成績が振るわずにいてゲームばかりしている彼に僕は「将来の夢はなんかあるの?」と聞き
「公務員」と答える彼に
「例えばものすごく成績がよくなっても公務員になりたいの?」と聞いた。
我が家はいわゆる下流の 家庭で、両親は金のことでいつもカリカリしているし
大学の学費、生活費は自分でどうにかしなくてはならないそんな家庭だ。
そんな彼が自分で自分の将来に希望をもつのは難しい。だからこそ彼に希望を与えたかった。
そして僕は僕が今いる会社の楽しさや、
友人が勤めるMがつくコンサルティングファームの凄さ
彼が知らないであろうことを教えた。
「君が知らないだけで世の中にはこんなにも楽しいことがあふれている」
「それなのに、君は今からそんなに小さくまとまろうとすることはないんだ」
その話を聞いた彼はどうやら彼なりの答えをだし、そして希望を持った、やる気を出してくれた、
その時のテストでは学年でも上位の成績を叩き出した。
僕は彼はこれでやる気を出してくれたと感じ、次にこんな話をした。
おそらく、これが不味かった。
またゲーム漬けの日々に少しずつもどっていった。
(そして、彼が望む進路にすすむなら)
彼ならそれができるとおもっていた。
ほとんどなかった彼にとってはとんでもなく難しい問題だったんだろう。
その結果彼は、自分が歩めると思った道を正攻法で歩むのを諦めざるをえないと考えた。
おそらくこんなところだろう。
彼が高校をやめた理由は他にもたくさんあると思うし、
ひょっとしたら本人はそうは感じていないかもしれない
でも僕はこう考える。
僕は彼に希望を示した、それが毒になった。
それに気づかず道を踏み外させてしまった。
僕はその処方をまちがえた。
このまとまりのない長文を読んでくれた方でこの事に気づいていないかたがいたら
ぜひ、頭のすみにおいておいてほしい。
自分が善意でしたアドバイスが、こんなにも人の人生に影響を与えるんだということに。
彼が再起不能にならないよう、注意深く見守る。
一度壊した人間を もう一度壊せるチャンスか 正しい奴らは糞だなマジで
ほんとうに残酷なやつだなあおまえは
いやいや たったそれだけの情報で決めつけるとは・・・ そう思い込んだあなたはもう弟におおきな希望を語ることはなくなってしまうんでしょ? 本当にそれでいいのかよ。
どっかの母親が自殺した記事の勝ち。