虚構新聞の「橋下市長、市内の小中学生にツイッターを義務化」という記事がTwitterによって拡散されて、騙される人が続出するという事件がありました。
それに対して、虚構新聞は「もっと嘘だとわかるようにするべき」とkyoumoeさんやn-styleさんが指摘。
しかし、はてなユーザーには「嘘を嘘と見抜けないバカがわるい」という意見も根強くあるようです。
でも、結論からいうと、ネットメディアは『バカにわかるように』設計するべきです。
なぜなら、見出しだけ見て早合点して、RTするバカが世の中にはたくさんいて、その人達を啓蒙したところで、ジャンプのインフレバトルよろしく、また第二・第三のバカが現れるからです。
いくら「ソースはちゃんと読んだ上でRTしよう」なんて議論をしたところで、虚構新聞のネタにつられるような人達は、そもそもそんな議論見てすらいません。
「虚構新聞の存在を知っていればいいだけ」ただの中堅テキストサイトのローカルルールを、なぜ一般の人達が知らなければならないのでしょうか。
「虚構新聞は一見ホントっぽい嘘を楽しむサイト」といっても、普通の人はそんなことは知らない。
で、虚構新聞の存在も知らないし、ソースを見ない人にとっては虚構のネタって「ユーモア」ではなくて、「デマ」になってしまうのですね。
「ソースくらい読めよ」「虚構新聞っていうのはね・・・」なんてリテラシーを受け手に身に付けろというのは傲慢だし、おそらく徒労に終わる啓蒙主義です。
インターネット文化の中で、自由に引用・RTされると、自分の意図した情報が曲解され、デマなり、名誉毀損なりの形に変形してしまいます。それを書き手はコントロールできません。
本当に、正気の沙汰で、RTされた情報を見る不特定多数の人達が
・みんなソースを見て確認する
・みんな虚構新聞のジョーク性を理解して、ジョークとわかるようにRTする
すると思ってるの?本気?本気?ねぇ本気?
無理でしょ。どれだけ議論をしても、啓蒙をしても、その議論が届かないところにバカはたくさんいる。バカはやっぱり確認しないでデマを広げて、新たなるバカを呼び覚ます。
これ、しょうがないんだって。Twitterのユーザーは嘘を嘘と見抜く百戦錬磨の情強ではなくて、ネットによるまともな情報収集なんて3.11のときにはじめましたみたいな人ばっかりなんだから。
したがって、情報の書き手は可能な限り、「フールプルーフ(馬鹿でもわかるように)」情報を発信するべきだよ。
たとえば、虚構新聞なら、記事タイトルに「虚構新聞」とつければいいだけじゃない。それで解決するよね。自分がコントローラブルな部分で、最大限誤解に配慮したつくりをするべきです。
確かに、タイトルに虚構新聞をつけるとソース確認で生まれるPVを捨てることになるから、やりたくないのはわかる。
それに「ソースを見て、騙された」っていうのも虚構新聞の楽しみだからね。それもわかる。
けれども、人名を「橋元」にかえるとか、ジョークの範囲内で、ユーモアを達成することはできるじゃん。
「おもしろ」は人に迷惑をかけない範囲でやるから「おもしろ」なんであって、デマになる危険性があるのに、やるべき施策をしなかったらそれはデマゴーグじゃないですか。
「手足から潰し心臓をもぎ取る」必勝()のディベート戦術()と言っているんですかねぇ。 15年やって、これか。
http://anond.hatelabo.jp/20120515155705 我々の社会がどれだけ嘘について耐性をもっているかテストしてくれるという、重要な側面がありますな、あのサイトには。たとえ運営者が意識していなく...
それ何度も見るけどすごく筋の悪い擁護だと思う 「もっとすごい痴漢が居るんから軽いお触りぐらい目くじら立てるな、むしろ免疫付くからありがたく思え」 みたいな
なんで虚構新聞の擁護をしているとか考えるんだろう。 みんな、虚構新聞ごときに騙される馬鹿は死ねばいいのに、くらいにしか思っていないのに。 「馬鹿だから嫌われる」という当た...
だから問題視してるのは「騙される馬鹿」じゃないって百回ぐらい言われてるのになんで理解できないんだろう
確かに。 騙される馬鹿が悪いというよりは、馬鹿のくせに「騙したほうが悪い」と言い出したことが問題。
馬鹿だからそこしかよりどころが無いんだよ…
「虚構ってなんてかいてあるの?読めない!意味わからない」 「なんで普段使わない『虚構』なんて使うの?『ウソ』でいいじゃん」 と「馬鹿でもわかるように」は いたちごっこにな...