増田の自分の記事数をあらためて見てみたら、400件あって驚いた。
4年間で400件。3~4日に一件の計算だが、実際はツリーにレスを連続して返すこともあるので、まともな文章量のあるエントリは大目に見ても2週間に一件位だろう。
今までに作ったブログはどれも長続きしなかった。ブログにあるペルソナを設定すると、その枠内から外れることが書けずにストレスになる。仕事関係、技術系、ゲーム日記、動画製作関係、全部分けてやってた事もあるが、どれもフェードアウトした。増田では気が滅入ればダメダメな自分のダメダメな部分も文章にできるけど、ブログではそうはいかない。ダメダメ愚痴ブログなら別だが、そんなブログは需要がないし。(とは言ったが、不思議なことに増田ではそういうダメダメ愚痴エントリもブクマを集めることがある。)
ブログで一番続いたのはゲーム日記だった。とあるネトゲのたわいもない話と、PvPの戦術や成績を自分のためにつらつらと残した。これは6年以上続いたし、フェードアウトしたというよりは、Twitterに場を移した。仮想世界を通じて人間関係への考え方も自然に投射できた。戦術という、ある意味ストイックで科学的な分野では、自分の技術やチームワークや錬度に対する取り組み方を表せた。
いまどきは自分の理想論をかますと、「何言ってるのこの人?」って斜めに見られることが多いけど、ゲームでは違った。成績を上げたい、俺らのチームはこういう心構えでやりたい、この戦術を研究しよう、という泥臭く真面目な話にも、チームは熱心に参加してくれた。受け取る人に具体的な対象があるかでこんなにもウケが違うってことなんだろう。ゲームを通して、自分が思っているよりも、人は物事の理想を、限界の追求を、チームでなにかを成し遂げることに純粋な喜びと楽しさを感じ、斜にかまえて馬鹿にしてばかりではないんだと知った。
仕事では多くの人が理想があっても実験することができないだろうし。リスクが大きかったり、努力のステージがないと感じてる人も多いだろうし。だから「何言ってるのこの人?」ってなってしまうのだろうな。
増田でブクマを大きく集めたエントリで使っていたロジックは、ネトゲのチームで培ったものだと気づいた。色々な楽しさと目的の価値観の奴が集まってるチームで、皆のモチベーションを落とすことなく一つの目標に向かわせる、それを考え実行してきた結果、自分に積み重なっていたものだ。それをゲームではなく技術や仕事に置き換えるだけで需要があった。自分はビジネスや技術関連の流行の書籍は全く読んだ事がないし、なんだか騙してるようだなーという気分になることもあったけど、ゲームでも仕事でも本質的なマネージメント術やモチベーション維持の秘訣ってのは大差ないんだろう。今では実際の仕事の現場でもわりとそんな感じだ。
ああ何が書きたいんだったかな。
今となってはブログでペルソナを使い分ける事になんであんなにこだわっていたのか、よくわからない。Twitterは最初からなんでもありだった。俺を気に食わない奴は俺をフォローしなければいいだけだし、その辺はっきりしていて気楽だ。新しくフォローしてくる人も、ゲーム系、プログラマ系、創作系、料理系、色々過ぎる。自分を接点にして離れたクラスタの人がフォロー関係になったりすると、本当に面白いものだなと思う。
けど、まだまだ140文字じゃ短いなってこともあるし、時々増田に書くと思う。